小さな政治論の各論が優先
2024年1月29日
連日、自民党の派閥の解消、裏金事件の追及が新聞、テレビ、ネットでにぎわっています。この1、2か月、同じようなニュース、コメントばかり溢れ、もう飽き飽きしている人が多いでしょう。私もそうです。
「派閥とカネの悪弊を今度こそ断ち切れ」(日経社説、1/26日)、「規正法の罰則強化も欠かせない」(読売社説、同)、「政治資金の流 . . . 本文を読む
時代の中核的世代が政治を担え
2024年1月20日
政治資金の還流疑惑事件で、東京地検特捜部は安倍、二階、岸田派を立件したものの、会計責任者らだけを起訴し、幹部議員は見送りという尻切れトンボの幕引きになりました。検察も自民党も正体を見せたのです。
予想された通りの結末になる一方で、安倍派(96人)、二階派(38人)、岸田派(46人)の3派が派閥解消を決めるという予想 . . . 本文を読む
証券業界紙的な体質の修正を
2024年1月11日
日本の株価が9日に33年ぶりの高値、終値は3万3763円をつけました。11日も3万5000円の高値でした。年内には1989年12月のバブル期の史上最高値3万8915円を更新すると、はやす声も聞かれます。
能登の大地震災害、羽田空港の航空機衝突事故、国会議員の相次ぐ逮捕と、暗いスタートを切った2024年にとって、株高は . . . 本文を読む
ドキュメントと経済理論の対決
2024年1月4日
植田・日銀総裁の下で異次元金融緩和からの転換が始まろうとしています。タイミングよく中公新書から「財政・金融政策の転換点」(飯田泰之・明大教授)、岩波新書から「ドキュメン 異次元緩和」(西野智彦・元TBS報道局長)が出版されました。筆者も主張も好対照です。
ジャーナリストの手による岩波新書では、安倍・元首相が主導した . . . 本文を読む