質問しない記者も不勉強
2021年7月31日
新型コロナ対策のために、緊急事態宣言の対象地域を拡大することについて、菅首相は30日、記者会見をしました。死者の減少に触れればいいのに、感染者数の拡大ばかり強調するため、国民の不安は増しています。
記者たちもそのことを質せばいいのに、「医療崩壊して救うべき命を救えなくなったら、首相は辞職するのか」など、追及のポイントは的 . . . 本文を読む
コロナもあぶりだす日本の弱点
2021年7月29日
東京五輪がこれほど多くの日本問題をあぶりだすとは、想像を超えました。8月8日までの会期末まで、まだ半分に満たず、8月24日からのパラリンピック(13日間)を含めると、まだまだ問題が浮上してくるに違いない。
新聞、雑誌、テレビのワイドショー、ツイッター、ネット論壇などが五輪ネタで埋め尽くされています。新型コロナ対策と . . . 本文を読む
金融財政もエネルギーも
2021年7月22日
国家経済の基本は、最近、発表されたばかりの財政金融政策とエネルギー戦略(環境問題を含む)です。数字合わせにすぎないことをすぐに見抜かれる。菅政権はそんな設計図しか書けていません。
そのことを中心のテーマにするつもりでしたら、東京五輪の開閉会式のショーのディレクター、小林賢太郎氏を組織委員会が突如、解任しました。五輪は国家 . . . 本文を読む
大谷絶賛の裏には米球界の計算
2021年7月19日
大相撲名古屋場所で、6場所連続休場明けの横綱白鵬が45度目の優勝を飾りました。新聞は「白鵬の伝説まだ続く」「白鵬鬼の形相」(読売新聞)と、絶賛しました。白鵬と準優勝の照ノ富士は2人ともモンゴル出身です。
日本人力士は大関貴景勝が4日目から休場、同朝乃山は全休、関脇高安は2休、前頭筆頭の遠藤は10休でした。上位力士が . . . 本文を読む
何でもやれとの指示に逆らえない
2021年7月15日
新型コロナ対策で、菅首相はなりふり構わず、「できるものは何でもやれ」と連日、閣僚や関係省庁に檄を飛ばしている姿が想像できます。
連日のコロナ対策の迷走は、焦燥感を強めている菅首相の指示の乱造に起因します。担当者が逆らえず、思いついた対策を提出して、首相の顔色を伺う。法的根拠が曖昧なまま実行するから、す . . . 本文を読む
手遅れで中止できない
2021年7月9日
東京都に4度目の緊急事態宣言が発令される中で、東京五輪が2週間後に開催される予定です。まるで東京大空襲の空襲警報が鳴っている最中に、大運動会を強行開催する光景です。
蔓延防止措置をとっていれば、新型コロナ感染が東京五輪を直撃することは防げるという菅政権の思惑が外れました。東京が緊急事態宣言下ということは、新型コロ . . . 本文を読む
国際競争にさらされない政界
2021年7月3日
三菱電機が鉄道車両向け空調設備などの不正検査を35年も続けていたことが分かり、杉山社長が引責辞任することになりました。
記者会見で意向を表明した杉山社長は唇を噛みしめ、無念の表情を浮かべました。長期にわたる不正を自分の代になって、掌握しました。その責任をなぜ自分1人が背負うのか。見て見ぬふりの社長もいましたか。
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