これでは手玉に取られる
2016年10月30日
北方領土をめぐる日ロの交渉では、進展しそうな期待が高まると、解決がすーっと遠のいていくという経験を何度したことでしょうか。したたかなプーチン大統領は北方領土というカードをちらつかせると、日本に揺さぶりをかけられると確信しているようですね。返還交渉というと、期待過剰に陥り、楽観的な見通しに立ってしまうメディアが多いですね。
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メディアは「退位」で統一しては
2016年10月25日
天皇陛下の「生前退位」に関する有識者会議が始まり、メディアを賑わしています。NHKが7月に「天皇が生前退位の意向で」と特報して以来、「生前退位」という表現に違和感を持つ人は多くはいなかったはずです。これに対し、皇后陛下が誕生日のお言葉で「新聞一面で生前退位という大きな活字を見たときの衝撃は大きかった」(10月20日)と述べられまし . . . 本文を読む
イスラエル批判が尾を引く?
2016年10月18日
今年も村上春樹がノーベル文学賞の受賞を逃しました。畑違いの歌手ボブ・ディランが受賞し、村上ファンは絶句し、ディランのファンは狂喜しました。私には「村上春樹の受賞をいつまでも期待していても無理だよ」というメッセージのように聞こえます。ノーベル財団、委員会にはその気がないのではないかと思います。
ディランについても、村上 . . . 本文を読む
景気対策を選挙の手土産にするな
2016年10月13日
国家予算は政治が自由に使えるものという錯覚が定着してしまいましたね。政権は何の痛みも感じないので、好きなように景気対策や補正予算を組んで、選挙を有利に運ぼうと考えるのです。夏の参院選が終わったと思ったら、来年1月には衆院の解散があり、もう第3次補正の準備とか。選挙が年中行事になり、そのたびに景気対策や補正予算が手土産になるのです。
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両陣営が見苦しいウソのつきあい
2016年10月11日
米国の大統領選を前にしたテレビ討論で、クリントン(民主)とトランプ(共和)両氏が見苦しいいがみ合いを続けています。「これまでで最も不快なテレビ討論」という評価のようですね。米国は最も進んだ先進国、民主主義国であり、大統領候補がそれにふさわしい人格と品性を備えているはずなのに、違うのですね。
思い出すのは初代大統領 . . . 本文を読む
国際紛争の火種を作るな
2016年10月8日
国会論戦で稲田防衛相の過去の発言が集中砲火を浴びたと、報じられています。過去といっても近過去のことだし、核保有、尖閣諸島への自衛隊配備など、国際的にも機微に触れる発言だけに、問いただされたのです。「今は考えていない」と逃げはしたものの、「将来は考える」ですか。この人は国粋主義の確信犯ですねえ。
核問題では、2011年の雑誌 . . . 本文を読む
ノーベル賞が泣く社会の「自食」
2016年10月4日
ノーベル賞の発表が続く1週間は、人間とは何者なのだろうと、考え込む時間を与えてくれます。今年も日本人が生理学・医学賞を受賞し、日本人としての誇らしさを取り戻す日になりました。顕微鏡の中で科学が発見した延命の可能性対し、人間社会の現場では、人間の生命を奪い取ることが日常になっています。「おめでとう」一色でいいのでしょう . . . 本文を読む