第6回は
●コンテスト前
まずレシプロライセンスは9M6/自コールサインしか取得できません。数年前は9M6xxxが
申請できた様ですが現在は、マレーシア在住者しか発行されないようです。
従って、兎に角「長い!」。つまり一回聞いてすぐフルコピーは難しいことが
懸念されます。
そこでできるだけ事前PRしようと、以下の2メディアに事前情報を流しました。
1)ADXO(Contest DX Operation Submission)
お馴染みのADXOです。米国の情報サイトです。
WWにエントリーする局は大抵目は通すはずです。
ただし「一人で行く平凡なエンティティからの運用の投稿は遠慮して欲しい」と
注釈あるので内容に応じてエディターに相談した方がいいでしょう。
9M6では微妙だな、と思いましたが3日ほど待ったら掲載してくれました。
2)DX World of Ham Radio
最近情報充実の英国の情報サイトです。
こちらは"SEND DX NEWS/INFO"にあるmail addressへ原稿を送ればエディターが
添削してすぐに掲載してくれました。
雰囲気出すために写真も添付すると良いでしょう。自分は以前行かれたローカル
局から写真を頂き、それを送りました(TNX JF2OZH)。
3)自分のblog
情報展開と言うより、お知り合いの方々に「着いたヨ~」の目的でできるだけ
頻繁に現地から発信しました(笑)。
4)前日のQRV
ウォーミングアップや伝播状況の確認で前日は各バンドでCQ出したりワッチ
したりで把握と存在PRを行いました。多くの方から前日に続いてコンテスト当日も
コール頂くことができました。改めて御礼申し上げます。
●コンテスト開始&Pile Pile Pile!
現地時刻am08:00のスタートとなります。JAの09:00ですので北米が真っ盛りの状態から
始まります。昨年の9M8Zのlogを元に作戦立てていたため、迷うことなく20mから
始めましたが、今年のコンディションなら15mから開始が正解だったかもしれません。
0745頃から場所取りでCQ出し始め。早くも気が早い数局が呼んでくるが0800までは
のーんびりと交信。9M2/JH8PHT高崎さんからお声が掛かり、Good Luckで別れる。
0758にRZ3AXXが呼んできて"Give me my number!"と、まだだヨとか言ってる間に
開始時刻到来、そのままRZ3AXXに最初の5928を送り、CQ!
北米からも呼ばれるが圧倒的にアジア及びJAが多い。開始1時間は166Q/Hペース。
そのまま20mで続けて、2時間目は136Q/H。その後15m→10m→15mへと行き夕方まで
100upQ/Hペースで呼ばれ続けた。
15mでは現地13:00頃からZone16辺りから開け、14:00以降はZone15,14も開ける。
現地15:00回った時点で1000Q突破。日本だと48Hやっても中々届かない局数が半日で
いとも簡単に到達してしまうことに改めて感激した。
夕方一瞬40mにも出たが20mのEUが、ガンガン入感しているので40m/15mは明日やることに
して初日は20mに居座った。
流石に現地22:00頃になるとクタビレてきて、マルチ拾いを行った。
が、長いコールサインとEUの混信のためピックアップ度が非常に悪い・・・
9M6CJBだの、唯のJJ2CJBだのとミスコピーされるのにはホトホト参った。
現地23:00~01:00頃、20mでEU混信を避けて真西beamでCQ出すと、A4,A7,ZS,8Q
3B8,5Rから呼ばれるのには感激、とどめはTL0Aが呼んできたのには仰け反った。
また夜中でも15mでSAパスは開けており、PYなどから呼ばれた。
48H完徹は体が持たないので(軟弱・・)4H睡眠を取り爆睡。頭の中でパイルが
こだましている。
明けて2日目、現地05:30起床。現地到着初日に05:00の20mを聞いたところまだ開けて
おらず05:30~06:00に急に開ける様だった。まずは20mでCQ、NAの2×3が呼んでくるが
Big Gunの様な唸るような信号ではないのでペースが上がらない。
06:00から15mに切り替えると、北米の怒涛の様なPileを浴びた。06:00~09:00まで
120Q/Hペースが続く。その間隙からSA、中米も呼んでくるが、この時間はJAより
NAの方が信号が強い。また面白いことにZone3よりZone5のECの方が強い時間帯が
あり東海岸局が非常に近く感じた。9M6からだとECは裏側に近い位置のせいだろうか?
カリブからは流石に少なかったがZF2やPJ2からは呼んでいただけた。
2日目の現地13:00で目標だった2000Qを突破。残り時間から恐らく着地は2300~2500Q
くらいと目論み、取り合えず目標を2500Qに再設定する。
疲れてきたので2日目はレストランへ出かけて昼食を取った(1H大休憩)。
午後からはそのまま15mに居座り、EUから呼ばれる。が流石に100Q/Hは出ず、70~80Q/H
が続き、夜は20mでマルチ拾いを行った。すると9M8Z-Steveが声をかけてきて「どれくらい
やった?」と聞いてきたので"about over 2000q"と伝えると、彼は3200Qを超えたところだ
と言う。これは勝てない・・・2300Qを超えたところで就寝し、最後の明朝の北米に
託すことにした。
最終日朝、05:30起床し20mと15mを行き来してCQ出し続ける。流石に初日ほどでは
なく空振りが増えてくるが、それでも60~70Q/Hペースで呼ばれる。
08:00、RZ0HGとの20mの交信を最後にFinish。総計2470Qで終わった。
終わった・・・・猛烈に眠いのと嬉しいのと何とも複雑な状態だったが、明確だったことは
たまらなく面白い!ということだ。
TOP画像は成田空港の出国ゲート
コンテスト実録&パイルアップ
●コンテスト前
まずレシプロライセンスは9M6/自コールサインしか取得できません。数年前は9M6xxxが
申請できた様ですが現在は、マレーシア在住者しか発行されないようです。
従って、兎に角「長い!」。つまり一回聞いてすぐフルコピーは難しいことが
懸念されます。
そこでできるだけ事前PRしようと、以下の2メディアに事前情報を流しました。
1)ADXO(Contest DX Operation Submission)
お馴染みのADXOです。米国の情報サイトです。
WWにエントリーする局は大抵目は通すはずです。
ただし「一人で行く平凡なエンティティからの運用の投稿は遠慮して欲しい」と
注釈あるので内容に応じてエディターに相談した方がいいでしょう。
9M6では微妙だな、と思いましたが3日ほど待ったら掲載してくれました。
2)DX World of Ham Radio
最近情報充実の英国の情報サイトです。
こちらは"SEND DX NEWS/INFO"にあるmail addressへ原稿を送ればエディターが
添削してすぐに掲載してくれました。
雰囲気出すために写真も添付すると良いでしょう。自分は以前行かれたローカル
局から写真を頂き、それを送りました(TNX JF2OZH)。
3)自分のblog
情報展開と言うより、お知り合いの方々に「着いたヨ~」の目的でできるだけ
頻繁に現地から発信しました(笑)。
4)前日のQRV
ウォーミングアップや伝播状況の確認で前日は各バンドでCQ出したりワッチ
したりで把握と存在PRを行いました。多くの方から前日に続いてコンテスト当日も
コール頂くことができました。改めて御礼申し上げます。
●コンテスト開始&Pile Pile Pile!
現地時刻am08:00のスタートとなります。JAの09:00ですので北米が真っ盛りの状態から
始まります。昨年の9M8Zのlogを元に作戦立てていたため、迷うことなく20mから
始めましたが、今年のコンディションなら15mから開始が正解だったかもしれません。
0745頃から場所取りでCQ出し始め。早くも気が早い数局が呼んでくるが0800までは
のーんびりと交信。9M2/JH8PHT高崎さんからお声が掛かり、Good Luckで別れる。
0758にRZ3AXXが呼んできて"Give me my number!"と、まだだヨとか言ってる間に
開始時刻到来、そのままRZ3AXXに最初の5928を送り、CQ!
北米からも呼ばれるが圧倒的にアジア及びJAが多い。開始1時間は166Q/Hペース。
そのまま20mで続けて、2時間目は136Q/H。その後15m→10m→15mへと行き夕方まで
100upQ/Hペースで呼ばれ続けた。
15mでは現地13:00頃からZone16辺りから開け、14:00以降はZone15,14も開ける。
現地15:00回った時点で1000Q突破。日本だと48Hやっても中々届かない局数が半日で
いとも簡単に到達してしまうことに改めて感激した。
夕方一瞬40mにも出たが20mのEUが、ガンガン入感しているので40m/15mは明日やることに
して初日は20mに居座った。
流石に現地22:00頃になるとクタビレてきて、マルチ拾いを行った。
が、長いコールサインとEUの混信のためピックアップ度が非常に悪い・・・
9M6CJBだの、唯のJJ2CJBだのとミスコピーされるのにはホトホト参った。
現地23:00~01:00頃、20mでEU混信を避けて真西beamでCQ出すと、A4,A7,ZS,8Q
3B8,5Rから呼ばれるのには感激、とどめはTL0Aが呼んできたのには仰け反った。
また夜中でも15mでSAパスは開けており、PYなどから呼ばれた。
48H完徹は体が持たないので(軟弱・・)4H睡眠を取り爆睡。頭の中でパイルが
こだましている。
明けて2日目、現地05:30起床。現地到着初日に05:00の20mを聞いたところまだ開けて
おらず05:30~06:00に急に開ける様だった。まずは20mでCQ、NAの2×3が呼んでくるが
Big Gunの様な唸るような信号ではないのでペースが上がらない。
06:00から15mに切り替えると、北米の怒涛の様なPileを浴びた。06:00~09:00まで
120Q/Hペースが続く。その間隙からSA、中米も呼んでくるが、この時間はJAより
NAの方が信号が強い。また面白いことにZone3よりZone5のECの方が強い時間帯が
あり東海岸局が非常に近く感じた。9M6からだとECは裏側に近い位置のせいだろうか?
カリブからは流石に少なかったがZF2やPJ2からは呼んでいただけた。
2日目の現地13:00で目標だった2000Qを突破。残り時間から恐らく着地は2300~2500Q
くらいと目論み、取り合えず目標を2500Qに再設定する。
疲れてきたので2日目はレストランへ出かけて昼食を取った(1H大休憩)。
午後からはそのまま15mに居座り、EUから呼ばれる。が流石に100Q/Hは出ず、70~80Q/H
が続き、夜は20mでマルチ拾いを行った。すると9M8Z-Steveが声をかけてきて「どれくらい
やった?」と聞いてきたので"about over 2000q"と伝えると、彼は3200Qを超えたところだ
と言う。これは勝てない・・・2300Qを超えたところで就寝し、最後の明朝の北米に
託すことにした。
最終日朝、05:30起床し20mと15mを行き来してCQ出し続ける。流石に初日ほどでは
なく空振りが増えてくるが、それでも60~70Q/Hペースで呼ばれる。
08:00、RZ0HGとの20mの交信を最後にFinish。総計2470Qで終わった。
終わった・・・・猛烈に眠いのと嬉しいのと何とも複雑な状態だったが、明確だったことは
たまらなく面白い!ということだ。
TOP画像は成田空港の出国ゲート