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DXの地から届いた切手 Syria(2)

2019年01月08日 00時00分15秒 | DX stamp

YK-SYRIAの切手。

先代のハオフィズ・アル・アサド大統領(故人)の肖像切手と

1963年のクーデター(3月8日革命)の40周年記念の切手が貼られている。

シリアとの交信数はさほど多くなく、大抵はQSLマネージャーがいるので現地から返信が来ることは無いが

唯一、YK1AM - Hikmatに直接送って返信があったのがこれだ。

2003年の6月の早朝に20mSSBとログにある。

当時は、FT-1000MPベアフットに5SDXだった頃だ。

前後のログを見ると、朝から晩まで中近東やらアフリカやらベアフットの割に出来ていた様だ。


自分にHikmatから返信があった頃のシリアは、アサドの息子が大統領に就任して数年たった頃で

アラブの春よりも、泥沼化する内戦よりも、その先のイスラム国の台頭よりも、ずっとずっと前だ。

まだこの当時はGS入れた郵便がちゃんと届いて返信も来た。

その後著しく状況は悪化し、米国とロシアが介入しだすともう訳が分からなくなり

隙間を狙うかのようにイスラム国が急激に台頭し、ダマスカスで化学兵器が使われ、大量の難民を生み

いよいよ絶望的な国情になっている。

歴史の話ではなく、今現実に世界で起こっていることだ。

外国軍人による運用でなく、地元の運用がされてシリアの電波が良く聞こえるようになる日は来るのか。

また手紙が無事に届く日は来るんだろうか。
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