2005年に台湾の宜蘭という街で蒸留を始めたKAVALAN
台湾初の国産蒸留場(金車威士忌酒莊)で、食品メーカーのKing Car(金車)が始めたウィスキー事業だ。
かつて竹鶴がスコットランドへ渡ったように、彼らもスコットランドと日本で学んだそうだ。
まだ歴史は短いが、いきなり2009年にIWSCで銀賞を取り、世界の注目を集めることとなった。
蒸留所と言えば大抵は、緯度の高い寒い場所にあるのだが
世界でも珍しい南の国での蒸留所が生み出すモルトを味わってみた。
KAVALANの代表作、クラシック
割らずにいただく
他で味わうこと無い独特な味
フルーティ、南国フルーツの様なイメージ
香りは複雑。おそらくシェリー樽、オーク樽、バーボン樽などを使い分けているせいか。
キックは少なく、舌の上で燃えるような感覚はなく、優しい口当たり
全体にバランスよい味で、なるほど注目されるのも納得、の味だった。
亜熱帯の台湾で熟成させると、日本やスコットランドで熟成させるのに比べて
天使の分け前が非常に多いらしいが、逆に熟成期間は短いそうだ。
なかなか面白い銘柄が出てきた。