境界線で主導権を握れ！D against O

[ 聖者の行進 ]
スーパーボウルまであと3日。

セインツ・ディフェンスラインとコルツ・オフェンスラインの対決について、なんとなく見ておきましょう。
取り合えず、カンファレンス・チャンピオンシップの先発メンバーを並べてみました。

SAINTS Defensive Line
RDE	RDT	LDT	LDE
ウィル・スミス	レミ・アヨデール	セドリック・エリス	ボビー・マクレイ

COLTS offensive Line
LT	LG	C	RG	RT
チャーリー・ジョンソン	ライアン・リルジャ	ジェフ・サタディ	カイル・デヴァン	ライアン・ディーム

このポストシーズンでの数字はというと...。

COLTS offensive Line	項目	SAINTS Defensive Line
4	SCK	1
1	INT	3
5	TD	0

SCK、INT：オフェンスライン側は喫した数、ディフェンスライン側は挙げた数です。TDは、どちらも挙げた数。
ダラス、ミネソタ、ニューヨーク・ジェッツが7.0サックを挙げているのに比べると、比較的サックの少ないディフェンスですね。

個人のマッチアップにフォーカスしてみれば、押せそうな感じもする位ですが、実際の所コルツ・オフェンスラインはユニットとして優秀なので、ここで大きくアドバンテージを取れると考えるのは、少々楽観的過ぎるかもしれません。

対パスは、ウィル・スミスを軸としてパスラッシュ
対ランは、セドリック・エリスを軸としたラン守備
という辺りがライン戦での主導権を握るための鍵になってくると思われます。

対パスは、相手がペイトン・マニングですから、そう簡単に主導権とは行かないかもしれませんが、とにかくプレッシャーをかけ続ける事で相手のペースを奪いたい所です。

対ランは、セインツ有利の予想が大方と思われます。
コルツのラン・オフェンスが良くないうえに、ジョセフ・アダイのコンディションが良好で無いので。

しかし、最悪パスだけでも何とか組み立ててくる能力を持ったチームだけに、まったく予断を許しません。
ジェフ・サタディを中心に、プレッシャーを受け止め、かわしとしてくる事でしょう。

相手オフェンスの時間を少しでも少なく、こちらのオフェンスの時間を多くするためにも、このライン戦は負けられません！

ディフェンスラインの奮闘を期待しましょう！

Mason Dixon Line / Waylon Jennings
ナイス・アウトロー、ウェイロン・ジェニングスの歌う、メイソン・ディクソン・ラインという歌です。
メイソン・ディクソン・ラインは、南部・奴隷州と北部を分ける境界線。
特に南部の人が、ここから下が南部、というアイデンティティのような意味を持つ線です。
スーパーボウルでも、ラインの攻防は重要な要素です。

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