Webを探し回ること数年。ようやっとカシミール3D用の旧道データにたどり着いた。
これで国道16号の川越市内の旧ルートが判明した。
市中心部を通ることは解っていたが、三番町交差点経由なのか、県道15号経由なのか解らなかったが、これではっきりした。ただし、国道16号は昔の街道筋をなぞっているわけではないので、三番町方面の太い道がかつての大通りだったのかもしれない(道幅が広いのである)。
喜多院前の道が妙に広いのは門前通りというだけでなく、国道指定されたことも関係あるのか?それとも広い道だったから、まっすぐな県道15号ではなくこちらを選んだのか?
旧街道をなぞっていないので、国道指定された経緯があるかどうか不明だが、現在「入間川街道」と呼ばれている道は、川越市と日東・太田村を結ぶ街道だったと思われる。昭和40年当時の国道16号は関越自動車道(東京川越道路)、工業団地建設を見据えた新道であろう。道筋がまっすぐ過ぎるのである。
一方当時はまだ川越狭山工業団地から西側では新道建設が済んでおらず、狭山旧市街を通る細く曲がりくねった道が国道指定されていたようだ。
病院から先、現在四車線か工事が進められているあたりにも旧道がある。こちらも国道指定された経緯があるかどうかは不明だが、道としては古い道で、入間市内の旧道へとスムーズに繋がる道となる。
入間市内の現道は弓なりになっていて、明らかにバイパスだが、旧ルートは判然としなかったが、扇町屋交差点の不自然さから、ここに繋がる道であっただろう事は確証をもてた。最近国道463に指定されたルートと被っていたのね。
ちなみに国道17号、長岡市内の旧道は複数あることが判明している。
埼玉県内の17号も中山道、旧17号、現道、バイパスと複数存在する。
追記:川越市建設部建設管理課によると、『入間川街道/青梅と川越を結ぶ国道16号の旧道。』と明記されている。よって、昭和40年以前のルートは、昭和40年ルートと合成して以下の様になるだろう。