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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

弥勒菩薩

2010-05-11 11:29:25 | 日記
 EUがユーロを守るために90兆円の融資を決めたという。すごい額だなぁ、などと驚いていたら新聞の隅に、日本の借金が882兆円を超えたという記事が出ていた。来年には1000兆円近くになるらしい。とんでもない数字だ。
 日本国民ひとりあたり700万円近い借金だという。わが家は4人家族なので2800万円ほどになる。

 国民が汗水たらして年に1兆円ずつ返済しても完済するまで千年はかかる大金だ。子供の数が減り国力が衰えた日本に1年に1兆円の返済は厳しい。では、ひとり1円、年1億円返済するとしたら1万年は借金を返せない。その間にもっと借金は増えるだろう。
 
 弥勒菩薩が現れて救済してくれるのは57億7千万年後のことだ。遠いなぁ、と思ったものだったが、日本の1000兆円という借金を聞くと、あながち遠い未来という気もしなくなる。ただ、地球の寿命というか太陽の寿命が残り50億年ぐらいだそうだから、弥勒様に借金を完済して頂いても、すでにその7億年ほど前に故郷の国や星、星系は無い。
 地球を失って7億年もの間、先祖が日本人であったというだけであわれな借金国の子孫は借金の返済を続けなければならないとすれば、なんと悲惨なことだろうか。
 
 弥勒様にお助け頂く前に、さっさと借金は返済したいものだ。
 そのためには、国をあげて制度改革を行う必要がある、と私は思っている。ちょっと何か新しいことをやろうとすると、「法律が・・・」「制度が・・・」という言葉の壁にぶつかってアイデアが実現しない状況を根本から変えなければならないだろう。明治・大正の時代に作られた法律を後生大事に守り続ける意味が薄れているのだ。
 では法律・制度をどう変えるか、という事になると、あっちを立てこっちを立て、あちこちの既得権者の声を1ヶ月に1度ぐらい聞いてなかなかまとまらない。何年もかかって、決まった結論は、もう少し時間をかけましょうという結論だったりする。

 ITは国民の意見を集約するのにもっと利用できるツールだと思うが、まだまだ利用されていない、と思う。
 日本は技術で生きていく国だ。ITをもっと使っていい。細かなもののつくり手である意識が強く、使える技術や道具を使ってダイナミックな新しい制度やシステムを作り出そうという意識が弱いのだろうか。日本人が考え出した道具でなくてもかまわないではないか。利用できるものはどんどん利用して新しい「えー!?こんなことまでできちゃうんですか?(やっちゃうんですか?)」と世界が驚くほどの立法・司法・行政の形をつくって行くべきだ。

 ITを利用する技術。高度な「作る技術」を持っている日本だからこそ提案できる新しい利用形態、を国をあげてみんなで考えよう。いや、日本人だけでなく、世界中の人々を巻き込んでしまえばいい。ITはそれができる。
 世界のライフスタイルを変える面白い分野だと思う。今なら日本がリードできる分野でもある。弥勒様の救いを待たず、自分たちの力で借金を返そう。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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