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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

雑談

2010-05-14 10:05:15 | 日記
 すぐそばに座っているのだから、ちょっと声をかければ済むはずなのに、声をかけることを面倒くさがってメールやIPメッセンジャーを使って、伝えた気になってしまう社員が多い(最近はうるさく言っているので減って来てはいる)。
 しかも、努力して工夫してひねり出した言葉で短く簡潔に伝えているならまだしも、行間を読むのは読むほうの責任だとでも言わんばかりのつっけんどんな短い説明で伝言する社員のメールに、何度ため息をついたかわからない。

 今年は社内で一生懸命、社員に雑談を勧めている。世間話ができる社員になって欲しい、と話している。一日中黙ってパソコンに向かうな、などということを、なぜか熱をこめて語ったりしている。しかし、「黙って仕事しろ!」と言えるほど雑談に花が咲いたことは無い。
 
 特に同じプロジェクトで働く場合、チームメイトの人となりを知っているかいないかは大きく品質と生産性に影響する、と考えている。
 周囲が良く知らない、ただの他人であるチームメイトばかりである場合、問題は問題として顕在化するのを待って対処せざるを得ないことが多い。しかし、良く知ったチームメイトと仕事をしている場合、問題は問題になる前に「予感」として伝えられ、正しく予防されるばかりでなく、今後発生しうる類似の問題に関しても芽が出る前に手が打たれる可能性が高い。思ったことを何でも口に出して言えるチームと思ったことではなく起きた事実しか話し合えないチームの差だ。
 雑談にかなり大きな時間を割いていたとしても、雑談をしなかったプロジェクトと比べるとかなり時間短縮になり、品質も高いものになっている、だろうと思う。正確に測定していないので、だろうと思う、としか言えないのだが。

 先輩に言われたことはメモを取れ、と注意したら素直にメモを取るようになった若い社員がいる。飲み会では若い者が入り口付近に座って先輩社員の注文を店の人に伝えるものだ、などと教えると、次からは素直に言われた通りにする。言われた通り素直にする、という若い社員が多い反面、言われなければ気が付かない若い社員が多い。気が付かない、と言うより、知らない。
 だから雑談を勧めると、素直にわかったような顔はするが、雑談できない。どうすれば雑談したことになるのか、雑談したことがないので知らないのだ。また大げさなことを言って、と思われるかもしれないが、本当だ。世間話というのも訓練しないとできるようにならない技術なのだ。

 会話をうまくするための入門本みたいなものが数多く出版されている。本は読まないより読んだほうが良いと思うが、実践しないと意味が無い。身の回りに練習場所はいくらでもある。雑談しよう。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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