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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ジャスミン

2011-02-24 08:56:11 | 日記
 花の名前にうとい。桜、梅、椿、百合、朝顔、ひまわり、バラ、タンポポ、つつじ、さっと思い出せる花など、これぐらいのものだ。桜にもいろいろ種類があり、梅にもいろいろ種類がある。それは知っているが、ひとくくりに桜に梅、で通して来てしまった。小説を読んでいても花の名前を知らないために想像できない場面がある。イギリスの一昔前の児童文学などには、必ず花や草の名前が出て来たものだ。私が好きな「ウォーターシップダウンのうさぎたち」など、野生のうさぎが好きな食べ物として、聞いたこともない草花の名前がどんどん出てきた。これは、少しでも草花の名前を覚えたほうがいいかな、と常々思ってはいるのだが、なかなか覚えられない。自分でガーデニングでもして種や苗から育てるようなことでもしない限り覚えないかもしれない。

 だから、「ジャスミン」と言う名前を聞いても、どんな花なのかさっぱりわからなかった。調べてみると大の字を太らせて500円玉の大きさにしたという感じの白くてかわいい花だった。アメリカの小説や映画などでは活発な女性はたいていジャスミンと言う名前だ。すぐに思い出すのは「インディペンデンスデイ」のパイロットの恋人役がジャスミンだったはずだ。しかし、ここで一番参考になるのはディズニー映画「アラジン」だろう。砂漠の国の魅力的なかわいい王女様こそジャスミンと言ったではないか。どうも、地中海を取り囲む地域ではこのジャスミンと言う花が、昔から名物であるらしい。そのために、地中海に面するチュニジアで起きた大統領追放劇を指して、自国を代表する花ジャスミンを冠して「ジャスミン革命」と呼んでいるそうだ。

 中国語では「茉莉花」と書くらしい。日本ではこれをマツリカと呼んで、ジャスミンのいくつかある種類の一部に限定的に使用ているらしい。中国語発音では「マーリーホア」とか。中国では有名な民謡になっているそうで「茉莉花」を知らない人はいないぐらい知られている歌だそうだ。ところが現在、中国のインターネットで「茉莉花」と書くのはタブーという状況だそうだ。日本のブログだから「茉莉花」と書いてもブログが削除されたり、書き手本人自体が消されたりすることもないが、中国ではどちらも起こり得る。オリンピック、万博と連続して成功させ、GDPも世界第2位になった。市民の自由を犠牲にすることで計画的に発展を遂げている国を、アフリカの火事から守りたい、という強い決意の現れだ。

 発展はしていても、それは一部の人だけ、多くの人々は自由にものも言えない。団結さえすれば、それも変えられるかもしれない、とわかってしまった人々はなかなか我慢がきかないだろう。ほんの少し向こうに行けばおいしい水が流れている川があることを知らないでいれば、ずっと砂漠だと言われ続けても仕方なしに水も節約するだろうが、すでに川があることを知ってしまった以上、川に向かって走り出すのを止めるのは難しい。


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