そんなに大きな部屋ではない。乱雑に色々なものが散らかっている実験室のような部屋に通された。四人が囲めばいっぱいになってしまいそうな大きさのテーブル脇に40インチぐらいの液晶モニターが置いてあり、テーブルの上のノートパソコンと繋がっているようだ。私は初めて訪れたその会社の入り口を通過するや否やストンとそのノートパソコンの前に座らされ、いきなり始まったその会社の社長の独り言のような夢語りを聞くことになった。
社長がパソコンを操作すると次々にその会社のwebページ作品がモニターに現れる。皆よく考えられた美しいページばかりだ。自慢の作品なのだろう。これからはこれもしたい、あれもしたい、夢と作品と世間の動向が、テンポ良く映し出され、何となく洗脳されているような気分になる。
語り口がまた、スムーズで嫌味がない。柔らかい声なのでモニターだけ見ているとテレビ番組を見ているようだ。
一時間ほどその会社に滞在して、社長さんの意欲をたっぷりうかがった。魅力的なアイデアや方向性が花のように咲き乱れている。
わが社もいろいろ考えてはいるが、まだまだスタート地点近くをぐるぐる回っている状況で、ここまでまっすぐ努力して世に結果を見せられるところまで行っていない。かなわないなぁ、と、そんなことを考えながらその会社があるビルを後にした。
それから次に、聞いていた規模では先の会社と同程度の、数年前に少人数で立ち上げたという会社に寄った。マンションの一室と言う表現があるがまさにそのものずばり、入口で靴を脱ぎスリッパに履き替えて部屋に入る。数席のパソコンデスクと付属の椅子があるだけの部屋に、その会社の社長と2人小さなテーブルを挟んで座り、話を始める。社長さんがどんなビジョンを持ってその会社を立ち上げたのか知りたい、というのが私のいつもの興味だ。何がやりたいのか、何をやろうとしているのか、そこを聞かせてもらいたい。会社を立ち上げるぐらいの人なので、先の会社の社長さんと同様、夢を語りだしたら言葉はいつまでも続く。
だが、戦略は正反対と言うぐらい違う。どちらもソフトウェア技術者を擁しソフトウェア作りを生業にしている会社である。2人の社長が語るやりたいことの一部を切り取ると、同じ人が語っていると思われるぐらい似通っている。しかし、先に行った会社は社員をお客様先現場に派遣して作業させることは一切ない。自社内でアイデアを出しては仕事をもらいに回る方向性で頑張っている。次に行った会社は、社内に事務社員含め、たった一人も社員がいない。社長自身も、私の訪問アポが無ければ会社に戻ることはなかった。全員お客様先に出かけ残業含めバリバリやっているらしい。小さな規模だが後者の売り上げはかなり高い。
後者の社長は、まず会社の収入を安定させ社員の収入を安定させることが大事だ、と語った。それがあってやりたいことをやれる、と言った。前者の社長は会社の収入は少ないが面白いことをやっていると、それだけで自分も一緒にやらせて欲しいという人間が集まって来る、と言った。
2つの会社とも実験中で最終的な結果が出ているわけではない。はたして参考にすべきはどちらのモデルなのだろうか。
monipet
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病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
社長がパソコンを操作すると次々にその会社のwebページ作品がモニターに現れる。皆よく考えられた美しいページばかりだ。自慢の作品なのだろう。これからはこれもしたい、あれもしたい、夢と作品と世間の動向が、テンポ良く映し出され、何となく洗脳されているような気分になる。
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それから次に、聞いていた規模では先の会社と同程度の、数年前に少人数で立ち上げたという会社に寄った。マンションの一室と言う表現があるがまさにそのものずばり、入口で靴を脱ぎスリッパに履き替えて部屋に入る。数席のパソコンデスクと付属の椅子があるだけの部屋に、その会社の社長と2人小さなテーブルを挟んで座り、話を始める。社長さんがどんなビジョンを持ってその会社を立ち上げたのか知りたい、というのが私のいつもの興味だ。何がやりたいのか、何をやろうとしているのか、そこを聞かせてもらいたい。会社を立ち上げるぐらいの人なので、先の会社の社長さんと同様、夢を語りだしたら言葉はいつまでも続く。
だが、戦略は正反対と言うぐらい違う。どちらもソフトウェア技術者を擁しソフトウェア作りを生業にしている会社である。2人の社長が語るやりたいことの一部を切り取ると、同じ人が語っていると思われるぐらい似通っている。しかし、先に行った会社は社員をお客様先現場に派遣して作業させることは一切ない。自社内でアイデアを出しては仕事をもらいに回る方向性で頑張っている。次に行った会社は、社内に事務社員含め、たった一人も社員がいない。社長自身も、私の訪問アポが無ければ会社に戻ることはなかった。全員お客様先に出かけ残業含めバリバリやっているらしい。小さな規模だが後者の売り上げはかなり高い。
後者の社長は、まず会社の収入を安定させ社員の収入を安定させることが大事だ、と語った。それがあってやりたいことをやれる、と言った。前者の社長は会社の収入は少ないが面白いことをやっていると、それだけで自分も一緒にやらせて欲しいという人間が集まって来る、と言った。
2つの会社とも実験中で最終的な結果が出ているわけではない。はたして参考にすべきはどちらのモデルなのだろうか。
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