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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

地球の異変

2012-06-27 09:16:39 | 日記
前回は太陽活動の異変について書いたが、今回は地球で起きている異変について、1つ紹介しようと思う。どんな異変かというと、それは「深層流」と呼ばれる深海の潮の流れが弱まっているというものだ。

日本の周りの海流といえば、黒潮や対馬海流などが知られているが、これらは、地球の表面を流れる海流である。「深層流」は深海を流れる海流で、北極や南極で深海に潜り込んで、数千年かけて地球の海を巡回している。「深層流」は、地球の気候などの環境に大きな役割を果たしていると考えられている。

「深層流」が海底に沈み込む仕組みはこうだ。北極や南極の氷河の付け根で海水が凍るとき、海水の塩分濃度が増して重くなる。この重くなった海水が海底に沈みこみ「深層流」が生まれる。

現在、南極付近で4か所、海水が沈み込む場所が確認されているが、そのうちの1か所で2012年10月に異変が起きた。それは、大量の「深層流」を生み出していた巨大な氷河が、大きな氷山の衝突によって折損してしまったのだ。これにより、「深層流」が弱まってしまう可能性が指摘されているのだ。

「深層流」の主要な働きは、2つある。
1つは、地球を冷やすこと。地球は赤道付近で温められ、北極や南極で冷やされる。「深層流」は、地球の冷却水の役割を果たしている。
もう1つは、地球全体に栄養を運ぶこと。南極で作られた栄養分の高い海水を「深層流」が世界の海に運んでいる。

「深層流」が弱まったことによる影響が、地球環境にどのように現れるかは複雑すぎて解明されていないが、私の単純な脳みそで考えると、冷却システムが弱まることで地球が温暖化し、深海への酸素供給が減ることで、海の生物が死滅することなどが考えられる。映画「デイ・アフター・トゥモロー」がこの「深層流」が停止し、地球の気候システムが暴走するというストーリーだった。

映画と同じ現象は起こらないにしても、地球のシステムに何らかの影響が出る可能性はある。エルニーニョ現象、異常気象、巨大台風やハリケーン、巨大地震。。。。

何も起こらないことを祈るばかりである。

(岳)


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