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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

もう2月ですが

2013-02-18 08:29:43 | 日記
 もうかなり時間が経ってしまったが、ある日の新聞に子供たちの「あいさつ」に関する二つの異なる見方が、掲載された。一つは投書、一つは投稿記事だった。

 投書の方は、成人式を迎えたお孫さんを持つご婦人からだった。お孫さんが、成人式の晴れ着を着て投書のご本人宅を訪問するために歩いていると、見知らぬ小学生が駆け寄ってきて「成人式おめでとうございます」と声をかけてくれたそうだ。お孫さんはそれを嬉しそうに祖母に語ったのだろう。話を聞いたおばあさんも嬉しくなって、そのことを新聞への投書という形で多くの人に知ってもらいたい気持ちになったというわけだ。投書は、最近の若者は「あいさつ」もできないなんて言うけれど、そんなことはない、こんな嬉しいことができる子だっているんだ、という主旨の言葉で締めくくられていた。

 もうひとつ同じ日の投稿記事の方は、いくつもの教室で活躍されている塾の先生がまとめたものだった。日頃子供たちに接している最前線の方からの報告だ。その中で記憶に残るのは、新年になって初めて会う先生に「あけましておめでとうございます」と言えない生徒が増加しているというくだりだ。しっかり新年のあいさつができた生徒は、平均して15人に1人程度だったという。かなり少ない。全体的にあいさつができない生徒の数が増えているという印象をお持ちの記事内容だった。
 この投稿記事が記憶に残ったのは、私も今年の年明けに出社して来た社員の皆さんのあいさつを観察していて、気になっていたからだ。社会経験豊富な社員の皆さんほど、しっかりと新年のあいさつができていた。まず社長の所に飛んで行って頭を下げ、それからあちこちの人に自分から駆け寄って行って今年も一緒に頑張れる嬉しさを伝えあう。ところが若い社員の皆さんの中で、先輩にあいさつされる前に同じような行動に出ていたのはほんのわずか一握りだったのだ。
 
 時間が過ぎるのは早い。しかも世の中はあまりに物騒だ。ただ一生懸命働いているだけなのに武装テロに襲われたり、結婚式に行った先で刃物を持った若者に刺されたり、宇宙から降ってきた火の玉の衝撃で怪我をすることさえある。日々生きている自分がいること、一年間一生懸命歩いて来てこれからも頑張るつもりであること、そんなことを毎日毎年、そして急いで過ぎ去る時間の中で、自分を変えるきっかけになるかもしれない区切り目の日に、そういう自分をさり気なく伝える言葉が「あいさつ」の言葉であるなら、飲み込んでしまって心のなかだけでつぶやくのは本当にもったいない。
 
 やるかやらないか迷った時はやってみる方を選べと先輩諸氏にはよく言われてきた。「あいさつ」ぐらいその言葉が当てはまる行動は無いように思う。「あけましておめでとうございます」という言葉で、まだ陽が射していなかったこれから一年の未来にさっと明るさが広がるような気がするし、「おはようございます」と言葉を交わし合うことで今日一日に立ち向かう勇気が沸き上がって来る。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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