すっかり油断していたら今日はブログ当番。いつもなら土日の間にネタ作りを行っていたが、今回は頭からすっかり飛んでしまっていた。急遽でうまくまとまるかどうかわからないが、まだ多少新鮮さを保っている選挙について書いてみたいと思う。
参議院選挙は3年に一度、半数ずつが改選される。今回の選挙は選挙区73議席、比例区48議席、合計121議席を争う選挙戦だった。選挙区については、区割り等の問題はあるにしても、比較的分かりやすく、その選挙区の立候補者個人に対して投票し、その選挙区の中で得票数が多い順に当選していく。
今回ネタにしたいのは比例区。政党もしくはその候補者に対して投票し、政党単位の得票数に応じて議席が割り当てられる方式だが、仕組みについてしっかりと理解している人は案外少ないのではないだろうか。まず比例区でも政党では無く名簿上の候補者個人に対して投票出来る点。比例への投票先を悩んでいたが、恥ずかしながら投票に行く直前になって個人に対して投票出来ることを思い出した。参議院選挙は非拘束名簿方式を採用しているため、この個人への投票は実は重要な意味を持つ。
拘束名簿方式は上から順番に当選が決まっていくが、非拘束名簿方式は選挙前の段階では順番が決まっておらず、個人の得票数に応じて名簿の順番が確定する。当選させたい人がいたとしても、政党の名前で投票してしまうと、名簿順位があがらず落選ということも起こってしまう。
個人への投票も政党への投票として合計され、最終的には、政党単位の得票数で議席が割り当てられるため、個人の得票数が多いにもかかわらず少ない人が当選するケースもしばしば発生する。今回も少なからずそうしたケースが発生し、選挙制度そのものに対する疑問の声も上がっている。拘束名簿方式の問題に対応するため、非拘束方式へ移行されたが、どの制度にも一長一短はあり、なかなか誰もが納得する方式というのは難しいようだ。
得票数から各政党へ議席を割り当てる方法はドント方式が採用されている。一番得票数の多い政党がまず1議席を取り、その議席を取った政党はその合計得票数を(取得した議席数+1)で割ったものが得票数として再度比較されて次の議席が決まる。これをすべての議席が確定するまで繰り返していく方式である。言葉だけではわかりづらいかもしれないが、解説しているサイトも多いので、気になる方は調べてみて頂きたい。
日曜日に行われた参議院選挙は事前の予想通り、自民党の圧勝に終わった。まだ庶民まで実感は無いとはいえ、景気が良くなりそうだという気分に一気に転換させたアベノミクスへの評価として今後への期待も込めた順当な結果だと思う。
結果がある程度見えていたためか、投票率はふるわず、52.61%と戦後3番目の低さだった。大きな流れが見えている場合、自分が一票を投じようが、投じまいが大して変らないと考えてしまいがちだが、投票率が低ければ低いほど、逆に1票の重要性は増してくる。昔に比べれば、期日前投票も随分気軽に出来るようになった。先人達が文字通り血を流して得ることが出来た権利を無駄に捨てることなく、きちんと行使していきたい。
(池)
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
参議院選挙は3年に一度、半数ずつが改選される。今回の選挙は選挙区73議席、比例区48議席、合計121議席を争う選挙戦だった。選挙区については、区割り等の問題はあるにしても、比較的分かりやすく、その選挙区の立候補者個人に対して投票し、その選挙区の中で得票数が多い順に当選していく。
今回ネタにしたいのは比例区。政党もしくはその候補者に対して投票し、政党単位の得票数に応じて議席が割り当てられる方式だが、仕組みについてしっかりと理解している人は案外少ないのではないだろうか。まず比例区でも政党では無く名簿上の候補者個人に対して投票出来る点。比例への投票先を悩んでいたが、恥ずかしながら投票に行く直前になって個人に対して投票出来ることを思い出した。参議院選挙は非拘束名簿方式を採用しているため、この個人への投票は実は重要な意味を持つ。
拘束名簿方式は上から順番に当選が決まっていくが、非拘束名簿方式は選挙前の段階では順番が決まっておらず、個人の得票数に応じて名簿の順番が確定する。当選させたい人がいたとしても、政党の名前で投票してしまうと、名簿順位があがらず落選ということも起こってしまう。
個人への投票も政党への投票として合計され、最終的には、政党単位の得票数で議席が割り当てられるため、個人の得票数が多いにもかかわらず少ない人が当選するケースもしばしば発生する。今回も少なからずそうしたケースが発生し、選挙制度そのものに対する疑問の声も上がっている。拘束名簿方式の問題に対応するため、非拘束方式へ移行されたが、どの制度にも一長一短はあり、なかなか誰もが納得する方式というのは難しいようだ。
得票数から各政党へ議席を割り当てる方法はドント方式が採用されている。一番得票数の多い政党がまず1議席を取り、その議席を取った政党はその合計得票数を(取得した議席数+1)で割ったものが得票数として再度比較されて次の議席が決まる。これをすべての議席が確定するまで繰り返していく方式である。言葉だけではわかりづらいかもしれないが、解説しているサイトも多いので、気になる方は調べてみて頂きたい。
日曜日に行われた参議院選挙は事前の予想通り、自民党の圧勝に終わった。まだ庶民まで実感は無いとはいえ、景気が良くなりそうだという気分に一気に転換させたアベノミクスへの評価として今後への期待も込めた順当な結果だと思う。
結果がある程度見えていたためか、投票率はふるわず、52.61%と戦後3番目の低さだった。大きな流れが見えている場合、自分が一票を投じようが、投じまいが大して変らないと考えてしまいがちだが、投票率が低ければ低いほど、逆に1票の重要性は増してくる。昔に比べれば、期日前投票も随分気軽に出来るようになった。先人達が文字通り血を流して得ることが出来た権利を無駄に捨てることなく、きちんと行使していきたい。
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