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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ほうき星

2013-08-12 08:28:51 | 日記
 とてつもなく明るく輝く彗星が見える可能性があるそうだ。直径が5kmほどもある氷の塊が太陽に向かってビュンビュン突っ込んでいっている最中で、太陽が吹き付ける熱い息で溶かされて宇宙空間に長い尾を引きずり始めているらしい。遅れてきた花嫁がウェディングドレスの長い裾を引きずって走っているような感じだ。
 ロシアの天文学者たちが昨年の秋に発見し、自分たちが所属している天文学者チームの名前を付けた。アイソン彗星という。11月の終わり頃に太陽のすぐ近くまでやってきて、勢い余って高速に去って行き、おそらくもう2度と太陽の近くにはやって来ない。せっかく走ってやってきたのにムコさんは人違いだったと気がついたかのように後ずさりして去っていく。
 
 太陽に最も近づくのが11月29日の朝方だという。11月の終わりにかけて太陽に近づき、12月に入って遠ざかって行く。氷の固まりが太陽に照らされてどうなってしまうか、予想するのはかなり難しいことらしいが、これまで見えた彗星の中でもかなり明るく見える可能性が高いという。ただし、日本では南東の空の低い位置に夜明け間近に見えるため周囲の明るさの中ではっきり見えるのかどうか。そもそも朝4時5時に起きて外を見ているかどうか。考えられるパターンとしては11月23日が土曜日なのでゴルフに行くために早起きしてふと東の空を見る、ということだろうか。なんだあの白いもやっとしたものは、とアイソン彗星だと気が付かずに済ませてしまう可能性も高い。または、UFOだの地震の前兆だのとアイソン彗星の存在を忘れて大騒ぎするかもしれない。それほどはっきり見えれば、の話だが。
 
 遠く太陽の向こう側を飛んで行く秋のほうき星の話しだったが、もっと近く、地球大気に突入して夜空で燃え上がる小さな流れ星も今年はよく見えるらしい。おなじみペルセウス座流星群がちょうど今夜あたりピークになる。夜10時以降に帰宅する場合は、夜空を見上げてボーッとする時間を持つといい。朝方4時近くまでは1時間に何十個も見えるというから何回も何回も願い事をするチャンスがある。道路に寝そべって流れ星を数えるなら警察に電話されたり事故に合わないような場所を選んで欲しい。

 夏の夜はにぎやかだ。ちょうどお盆でご先祖様も帰ってきていることだろう。優しく見守ってくれているそういう方々と一緒に、遠くから照らすずっと昔のぼんやりとした青い明かりと一瞬で燃え尽きる白い光を、細かなことは忘れてじっと見つめる時間を持つことができるのは、かなり幸福なことであるように思う。
 
 夜更かしをすれば翌日は辛いが、星を見るために夜更かしをしたり早起きをするのは格別な経験だ。大昔から人は星を見上げて未来を占って来た。その経験がどこか深いところに焼き付いているのだろう。じっと星を見上げた体験はなぜか忘れがたい思い出になって残る。ご家族のみなさんや大切な人と見上げた思い出はなおさらだろう。(三)

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