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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

景色が違う

2014-10-27 08:23:25 | 日記
 同じ日常も違う視点でとらえると、まるで異なる景色に見える。意識の変化が世界を見る視点を変えてしまう。そのために景色が変わる。元に戻らないほど大きく変わる場合もあるし、すぐに元に戻ってしまう場合もある。
 
 自分自身の命に危険があった場合や大切にしている人の命が危険にさらされる経験をした場合など、その前後で空の青さも夕焼けの色もそれまでとは違う意味を持つように映る。命の危険とは言えないが、それと紙一重の特殊な状態を経験した人々も短時間で大きく意識を変えている。例えば宇宙飛行士などがそうだ。真っ黒な宇宙に青く浮かんでいる地球を目の前にして人生観が変わってしまった人が多いと聞く。
 
 年齢を重ね様々な人生経験を積むことによっても、じわりと意識が変わり見える景色が変わってくる。現実に全く変わらない風景がそこにあったとしても、若い時に見た風景と年を取って見る風景では見える物が異なる。意識が変わってしまえば、もう同じように世界を見ることはできない。
 
 逆の言い方をすれば、意識が変わらない限り風景は変わらない。別の世界を見ようと世界中をさまよったとしても自分自身の意識が変わらなければどこへ行っても世界はみな同じように見えてしまうだろう。意識が変われば、どこへ行かなくても世界の方が変わってくれる。変わったように見えてしまう。
 
 自分を含め周囲の誰であっても命の危険にさらされる経験など御免こうむりたいものだが、意識を変えることによって物の見方を変えて行くのは悪いことではない。それにしても生半可なことでは人の意識は急に変わらない。何十年も時間をかければ変わるとしても、例えばビジネスの現場では何十年も待つゆとりが無い。ただ不思議なことに命の危険とまでは行かないまでもかなり強烈な体験に巡り会える人は確実に何人かは存在し、そのうち何人かは意識を変え、今までの道とは全く別の道にスピンアウトしたり、その道のさらに上のランクのステージで活躍するようになったりする。そうして変わって行った人が、次の世代を引っ張って行くことになる。
 
 前向きに意識が変わるか後ろ向きに変わるかは、その人がずっと「持っているもの」の違いによる。そもそもの傾きが前に向かっているか後ろに向かっているかで強烈な経験で大きく変化する意識の傾きが違ってくる。小さな傾きの変化だったものが後になって大きく効いてくるということだ。幼児期の教育や新入社員教育はだから手を抜くことができない。誰もが後になって変化するきっかけをつかむわけでは無いとしても、チャンスに巡り会えた時に、後ろ向きでいるのはもったいない。天才でなくても、なるべくなら常に前向きでいる気持ちだけは身につけていて欲しいと親であれ新人教育担当者であれ等しく願うことだろう。
 
 「これを頼む」と言われて、そう言った人の向こう側に存在する様々な背景まで見えて来て困る人もいれば、何も見えずに頼まれた「これ」について自分勝手に判断した答えだけ出して「はい、これ」で終わりにしてしまう人もいる。そういうことだ。意識が違うことで見えるものは大きく違う。もちろん行動はもっと違う。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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