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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ゾウの時間ネズミの時間

2015-03-26 10:12:17 | 日記
ぷらっと立ち寄った書店で、懐かしい本を見つけた。

中学受験の頻出図書として"読まされた"きりの、10年以上ぶりの再会だが、
時間をおいて読み直してみると、意外と面白い。簡単に紹介しよう。

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ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
作者: 本川達雄
発売日: 1992/08
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ゾウは3秒に1回脈を打ち、寿命は約70年。
ハツカネズミは0.1秒に1回脈を打ち、寿命は約2~3年。

生き物の寿命の長さは種別によって様々だが、
哺乳類に限って話をすれば、ある共通点があるという。

寿命を脈の周期で割ると、いずれも15億という数字になるそうだ。
これは、「速さの差はあれど、一生に脈打つ回数は一定である」ということを示しており、馬、猫、犬など多くの哺乳類に当てはまる。

しかし、当てはまらない、例外がいる。現代の人間だ。

人間は概ね1秒に1回脈を打つが、15億をこの頻度で割ると、計算上の寿命はせいぜい30年。
現代の日本人の平均寿命である80.21歳は、これを大きく上回っているのだ。

縄文時代、人間の寿命は30歳に満たなかった。
神様から与えられた生物としての人類の寿命は、他の哺乳類と等しい法則に則り30年なのだ。

文明を発展させてきた人類は、そこからは寿命を50年も伸ばした。
この50年は、人類が自分達で勝ち取った、寿命のアディショナルタイムといえる。

生物としての役割として、伴侶を見つけ、子を産み、育てることを終えた後は、
人間として個々に好きなことをして生きられる自由な時間だ。

最期に自分の人生を振り返った時、自分らしさとは何だったのか、わが人生はどういったものだったのか、
きちんと語れる様、50年間のアディショナルタイムを有意義に過ごして行きたい。

(べ)

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