スマホが浸透する以前、すでに携帯電話に依存する病気は始まっていたように思う。それが今やこのスマホ普及率だ。スマホ無しで生きていけない人の数はとんでもない数字だろう。
依存症と言わないまでも、スマホの登場によって、これまで以上に簡略化した断片で情報を捉えることが多くなっているのではないかという気がしてならない。見出しと写真、出だしの数行、そんなところが情報の全てで、しっかりじっくり最後まで咀嚼することが無い。すぐに別の情報に飛びついてスクロールして消費完了、また次に、という情報のファストフード扱いが進んでいる。
携帯電話以前の時代では考えられない量の情報が発信され消費されていく反面、おそらく正確な記憶として残って行く情報は以前より少なくなっているのではないかと思える。過去の偉人達の言葉や書物を諳んじるほどに読み込む、などということはもう大河ドラマの中でしかお目にかかれない。
と書いてきたが、これらは一般的な話というよりも、私個人の話である面が大きい。年をとって物忘れがひどくなったことも大きいが、それ以上にスマホの影響は大きい、と感じている。覚えておく、ということがどんどん出来なくなっている。パッと見が良い情報に飛びつき、内容を吟味しなくなっている。
そのためにコンテンツとは意味的な繋がりが薄い写真や図であっても、それ自体が魅力的であれば目が勝手にそこに動く。たまたま内容に興味があったとしても、しっかり読み込む訳でなく、後で時間が出来た時に、などと思って別の場所に格納してお仕舞い。魅力的なビジュアルを探して目は次を追う。
記憶は機械がして自分ではしない。探せば見つけられるという安心感が私をたるませてしまった。今この時を逃せばもう次はないという緊張感が薄くなってしまったのだ。情報メタボのようなものだ。
しかし情報はナマモノで、時間が過ぎればしおれてしまう。広範囲に旬の情報を求めてブラウジングする行為自体が間違っていたわけではない。今しっかり読み込んで栄養にすべき情報と流して良いものを切り分ける強い意思が必要だったと反省している。断捨離という言葉が流行ったが、根底にあるものは同じ感覚だ。情報に接する自分自身の時間の使い方について、不要な物は捨て、できる限り必要最低限なものだけに接するよう自分をコントロールする意思を養成しなければいけないな、と改めて思う。
つまりこれは、周囲で話題になる様々な情報について「知らない」でいる状態を受け入れる、ということに等しい。みんなは知っているのに自分は「知らない」ということが数多くあったとしても、良しとしなければならないだろう。ただし、おそらく特定分野については他者より深く多くのことを知っている、そう自信を持っていれば良い。好奇心を失わずにいさえすれば、興味ある「知らない」ことに出くわせば、素直にそれは何?、と尋ねることが出来る。(三)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
依存症と言わないまでも、スマホの登場によって、これまで以上に簡略化した断片で情報を捉えることが多くなっているのではないかという気がしてならない。見出しと写真、出だしの数行、そんなところが情報の全てで、しっかりじっくり最後まで咀嚼することが無い。すぐに別の情報に飛びついてスクロールして消費完了、また次に、という情報のファストフード扱いが進んでいる。
携帯電話以前の時代では考えられない量の情報が発信され消費されていく反面、おそらく正確な記憶として残って行く情報は以前より少なくなっているのではないかと思える。過去の偉人達の言葉や書物を諳んじるほどに読み込む、などということはもう大河ドラマの中でしかお目にかかれない。
と書いてきたが、これらは一般的な話というよりも、私個人の話である面が大きい。年をとって物忘れがひどくなったことも大きいが、それ以上にスマホの影響は大きい、と感じている。覚えておく、ということがどんどん出来なくなっている。パッと見が良い情報に飛びつき、内容を吟味しなくなっている。
そのためにコンテンツとは意味的な繋がりが薄い写真や図であっても、それ自体が魅力的であれば目が勝手にそこに動く。たまたま内容に興味があったとしても、しっかり読み込む訳でなく、後で時間が出来た時に、などと思って別の場所に格納してお仕舞い。魅力的なビジュアルを探して目は次を追う。
記憶は機械がして自分ではしない。探せば見つけられるという安心感が私をたるませてしまった。今この時を逃せばもう次はないという緊張感が薄くなってしまったのだ。情報メタボのようなものだ。
しかし情報はナマモノで、時間が過ぎればしおれてしまう。広範囲に旬の情報を求めてブラウジングする行為自体が間違っていたわけではない。今しっかり読み込んで栄養にすべき情報と流して良いものを切り分ける強い意思が必要だったと反省している。断捨離という言葉が流行ったが、根底にあるものは同じ感覚だ。情報に接する自分自身の時間の使い方について、不要な物は捨て、できる限り必要最低限なものだけに接するよう自分をコントロールする意思を養成しなければいけないな、と改めて思う。
つまりこれは、周囲で話題になる様々な情報について「知らない」でいる状態を受け入れる、ということに等しい。みんなは知っているのに自分は「知らない」ということが数多くあったとしても、良しとしなければならないだろう。ただし、おそらく特定分野については他者より深く多くのことを知っている、そう自信を持っていれば良い。好奇心を失わずにいさえすれば、興味ある「知らない」ことに出くわせば、素直にそれは何?、と尋ねることが出来る。(三)
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