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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

題名のないブログ

2016-03-04 08:14:54 | 日記
幼稚園生の頃。
お昼を食べる直前に手を洗っていないことに気付き、いただきますの挨拶が始まる前に行かなきゃと急いで手を洗いに行った。戻ってきたら、配られていたはずのお弁当がなくなっていた。先生に聞いてみると、席を立つときに椅子を机の下にしまわなかったので罰としてあなたのお弁当はありません、と言われた。椅子を出したままだと通る人に邪魔でしょ、足に引っ掛かって転んだら危ないでしょ、しまいましょうっていつも言ってるよね。そう、いつも言われていた。だからいつも気をつけていた。でもその時はたまたま手を急いで洗いにいかないといけないことばかりに気をとられ、たまたま椅子をしまわなかった。いつも気をつけているのに、たった一回、ミスをしただけでこんな仕打ちを受けるなんて、と冷静に抗議する余裕は幼稚園生の私にはなく、ただただ、もうしませんと皆の前でわんわん泣いて、お弁当を返してもらった。
そんなことを覚えている。

小学生の頃。
提出物の回数だったか何だったか忘れたが、国語の先生が、ご褒美としてトップの5人に鉛筆キャップをプレゼントすると言ってくれた。前まで取りに来て、と教壇にいるその先生はにこにこしながら鉛筆キャップを並べる。一人ずつ取りに行き、全て違う柄の中から一つだけ選んで席に戻る。全員が選び終わった頃には、先生の顔色が変わっていた。「あなた達、物をもらっておいてありがとうの一言もないの…?!呆れた…」その時、シャーペンだから鉛筆はほとんど使わないんだけどな、と思いながら受け取った自分を恥じた。鉛筆キャップをにこにこしながら並べる先生の顔を思い出した。それからしばらく沈黙の時間が続いた。これはお礼を言いに行かないと授業が始まらない感じだ…どうしようこの空気超行きにくい…でも誰かが行かないと…行くか?今か?もたもたしているうちに、5人のうちの一人が席を立った。全員がお礼を言い終わって、いつも通りの授業が始まった。
そんなことを覚えている。


それ以外のことも、思い出そうと思えば思い出せるが、その頃の思い出としてぱっと思い浮かぶのは、こういった強烈な記憶だ。でもこういうことがあったから(もちろんそれだけでなくその後の色々な経験とたくさんの人からの指導もあって)今の自分がいるわけで、有り難かったなと、10年20年経ってようやく思うのである。

研修を終えて実務に入り、色々な人と関わりながらたくさんの経験と気づきを得た10年後20年後の彼らの中に、どんなものが残っているだろう。

(い)

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  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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