前回の続き。
高校受験を控えた中学3年生の(照)は、どっちの「テニス」をしたいのかを迷っている!
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中学3年間で一番情熱を傾けたのが「部活動」である。「やり切ったゼ!」と思える活躍ををして結果を残しているのであれば、次のステージでは別の何かを選択してもいいかもしれない。しかし、私はやり切ったと思えない。しかも最後はペアのダブルフォルトで終ってしまったのだ(今となっては良い思い出だ)。
その結果、「よし、高校はテニスだ!」と何となく決断した。元々テニスをしたかったけど、中学校にはソフトテニス部しか無かったということもあるし、「俺の実力だったら1年生からでもレギュラーになれる(ただしソフトテニスの場合に限る)」という勘違いもしていたし。
しかも、目指す高校の偏差値はお世辞にも高いと言えない。ここならしっかり勉強していれば学年で上位の成績を収めることも可能だ、というゲスい考えも無かったとは言えない、というかそんなことばっかり考えてた。「1年生から部活でレギュラーになって、成績も良くて、顔も(・・・ハッ!それは本当に無いからやめるんだ!)ゴニョゴニョ。これはモテる要素がありまくりだー!」まぁ、中学生の考えなんてこんなもんだよ。
晴れて希望の高校に合格し、合格祝いと称して新しいラケットやバッグを買ってもらってレギュラー(照)(仮)は準備万端であった。入学式では「本当に同い年か?」と疑いたくなるような男子生徒や、凄いカワイイ女子生徒などバラエティに富んだ同級生が同じクラスとなり、1年5組の教室での高校生活が始まった。そして、ヤツと戦う羽目になったのである。
「よし!部活だ!入部届けを出す前に見学に行ってみよう!」と幼稚園からの幼馴染(男。中学もソフトテニス部だった。高校でも一緒にテニスやろうと話していた)と一緒にコートに向かった。この高校のテニスコートはグラウンドの上にある高台に2面が常設されている。ちょうど先輩達が練習しているところを見ることが出来たが、、、あれ・・・?何だか入部即レギュラーの話も、あながち妄想ともいえないカンジだぞ・・。よし!入部決定!これで高校生活はモテモテだー!(勘違い)
ところだが。そうは問屋が卸さない。高校生にもなって、入部したての1年生の実力も見ずに「1年生は球拾いだからなっ!」と言ってしまう上級生に強い不信感を抱いた。
そんなこと言うなら試合しましょうよ!それで僕達の実力を見てくださいよ!
なんて事も言えずに、1年生はランニングと球拾いが練習メニューの大半を占めていた(そもそも球拾いは練習ではない)。1学期が終る頃には、この部活に入部したことを激しく後悔していた。いやこの学校を選んだ自分にも嫌気が差していた。
夏休みに入る前に、先輩から「今度試合に出るから1年生は適当にペアを組んでおいて」と言われたことでこの部活への未練が無くなった。今思えばもっと積極的に先輩と喧嘩してでも意見を言うべきだった。
"何で実力を見ずに1年生同士なんですか?"
"先輩達の中でも1年生より実力がゴニョコニョな人だっているじゃないですか。"
"おかしいですよね?何のために試合に出るんですか?記念ですか?"
相当感じの悪いことをツイートしている。そしてそれは思っているだけでは伝わらない。だけどその当時は「言っても分からない奴等と一緒にいたくない。あーあ、時間の無駄無駄無駄ムダァ!」とDio様が降臨するくらい鬱積していた。
夏休みも練習があったが、私はサボりにサボった。というか学校へ行かずにゲームセンターに入り浸っていた。これこそ時間を無駄にしているということにも気付かずに。そういう状態だから部活には行かないよ、と親にも打ち明けると、好きにしたら、という返事が返ってきた。よし、別の可能性を模索しよう、と心に誓った高校1年生の夏休みであった。
---続く
(照)
monipet
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センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
高校受験を控えた中学3年生の(照)は、どっちの「テニス」をしたいのかを迷っている!
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中学3年間で一番情熱を傾けたのが「部活動」である。「やり切ったゼ!」と思える活躍ををして結果を残しているのであれば、次のステージでは別の何かを選択してもいいかもしれない。しかし、私はやり切ったと思えない。しかも最後はペアのダブルフォルトで終ってしまったのだ(今となっては良い思い出だ)。
その結果、「よし、高校はテニスだ!」と何となく決断した。元々テニスをしたかったけど、中学校にはソフトテニス部しか無かったということもあるし、「俺の実力だったら1年生からでもレギュラーになれる(ただしソフトテニスの場合に限る)」という勘違いもしていたし。
しかも、目指す高校の偏差値はお世辞にも高いと言えない。ここならしっかり勉強していれば学年で上位の成績を収めることも可能だ、というゲスい考えも無かったとは言えない、というかそんなことばっかり考えてた。「1年生から部活でレギュラーになって、成績も良くて、顔も(・・・ハッ!それは本当に無いからやめるんだ!)ゴニョゴニョ。これはモテる要素がありまくりだー!」まぁ、中学生の考えなんてこんなもんだよ。
晴れて希望の高校に合格し、合格祝いと称して新しいラケットやバッグを買ってもらってレギュラー(照)(仮)は準備万端であった。入学式では「本当に同い年か?」と疑いたくなるような男子生徒や、凄いカワイイ女子生徒などバラエティに富んだ同級生が同じクラスとなり、1年5組の教室での高校生活が始まった。そして、ヤツと戦う羽目になったのである。
「よし!部活だ!入部届けを出す前に見学に行ってみよう!」と幼稚園からの幼馴染(男。中学もソフトテニス部だった。高校でも一緒にテニスやろうと話していた)と一緒にコートに向かった。この高校のテニスコートはグラウンドの上にある高台に2面が常設されている。ちょうど先輩達が練習しているところを見ることが出来たが、、、あれ・・・?何だか入部即レギュラーの話も、あながち妄想ともいえないカンジだぞ・・。よし!入部決定!これで高校生活はモテモテだー!(勘違い)
ところだが。そうは問屋が卸さない。高校生にもなって、入部したての1年生の実力も見ずに「1年生は球拾いだからなっ!」と言ってしまう上級生に強い不信感を抱いた。
そんなこと言うなら試合しましょうよ!それで僕達の実力を見てくださいよ!
なんて事も言えずに、1年生はランニングと球拾いが練習メニューの大半を占めていた(そもそも球拾いは練習ではない)。1学期が終る頃には、この部活に入部したことを激しく後悔していた。いやこの学校を選んだ自分にも嫌気が差していた。
夏休みに入る前に、先輩から「今度試合に出るから1年生は適当にペアを組んでおいて」と言われたことでこの部活への未練が無くなった。今思えばもっと積極的に先輩と喧嘩してでも意見を言うべきだった。
"何で実力を見ずに1年生同士なんですか?"
"先輩達の中でも1年生より実力がゴニョコニョな人だっているじゃないですか。"
"おかしいですよね?何のために試合に出るんですか?記念ですか?"
相当感じの悪いことをツイートしている。そしてそれは思っているだけでは伝わらない。だけどその当時は「言っても分からない奴等と一緒にいたくない。あーあ、時間の無駄無駄無駄ムダァ!」とDio様が降臨するくらい鬱積していた。
夏休みも練習があったが、私はサボりにサボった。というか学校へ行かずにゲームセンターに入り浸っていた。これこそ時間を無駄にしているということにも気付かずに。そういう状態だから部活には行かないよ、と親にも打ち明けると、好きにしたら、という返事が返ってきた。よし、別の可能性を模索しよう、と心に誓った高校1年生の夏休みであった。
---続く
(照)
monipet
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ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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