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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

年賀状は手書きが

2020-12-08 09:00:00 | 日記
 何もかもキーボードで済ませてしまっている今、せめて年賀状くらい手書きで、と思ったのが間違いだった。それに気付いたのは、すでに年賀状の1枚目にコメントを書き始めてしまった後だった。これほどまでに漢字を忘れてしまっている自分に、書いてみて初めて気が付いたのである。愕然とし途方に暮れた。いちいちスマホで確認したりして。進まない進まない。2枚目でもうめんどくさくなってしまった。
 
 年賀状でしかやり取りの無い方々との年に1回の通信である。めんどくさいなどと言わず心して書かなければ申し訳ない、のような気持ちはペンを握る前に持っていた気持ちであり、すでに新しいすい星の探査に出かけてしまったはやぶさ2のように気持ちはぐんぐん遠ざかっている。これだけある枚数を全部手書きするのは厳しい。で、完全手書きの年賀はがきはわずか1枚。あとはいつものようにベーシックなところはみんなインクジェットプリンタ様に託す始末とあいなった。
 
 人を大事に思い、その気持ちを伝えたい、という思いと、楽をしたいと思う気持ちはなかなか相いれない。つい手先や脳に楽をさせてしまうテクノロジーが今や生活の中にうようよあって、つい頼ってしまう。これを繰り返してきた。年齢も年齢なだけに私の脳はどんどん退化しているのだろうと思う。本来ならすべての年賀状を利き手とは逆の左手で書くぐらいの荒療治が必要なのである。
 
 脳神経は体の他の部位の細胞とは比べ物にならないぐらい柔軟に刺激に対応するという。日頃与えていない刺激を与え続けると、ほとんど年齢にかかわらず柔軟にその刺激に追随する形に変化する。もちろん、逆に刺激を与えなければ、どんどん退化してしまう。
 
 脳に刺激を与えることができるのは目や耳から伸びる神経だけではない。体中のあらゆる器官が脳に繋がっている。いつもと同じ変わり映えのしない生活を続けていると、実は自分の頭の中だけが知らないうちに変化してしまい、いつもと同じ生活すら送れなくなってしまう。
 
 3密を避けて自粛しろと言われ続けた100年に1回の2020年は、はたして刺激的な年だったのだろうか。人と関わることが減ってしまった、脳には刺激の少ない年だったのだろうか。世間はどうあれ、脳が汗をかくくらいの挑戦を意識して続けて行きたい、と思いながら、すぐに使い切ってしまったインクジェットプリンターの替えインクを結局、冒険せず、純正インクでポチってしまう年の瀬である。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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