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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

相棒

2011-12-20 11:40:10 | 日記
今朝のことだ。いつもの駅でいつもの様にいつもの階段を上って、いつもの改札を抜け頭上の電光掲示板を見上げると、
「うげっ!」
次の電車に乗らないと遅刻してしまう時刻が表示されている。そんな筈は無いと腕時計を確かめると8:05で時を止めていた。

私の腕時計は自動巻きのクロノグラフでSinn 303.AUTOBAHNという、入社した冬のボーナスで購入してからの相棒だ。今となってはデパートの時計売り場でも売っているが、当時はそんじょそこらのお店では買えないマニア向けの時計だった。文字盤は黒、元々は赤いナイロンベルトが付いているが、純正のステンレスベルトを別に購入して付け替えて使用している。

最初に出会ったのは何だったろうか、まだ20歳前後だった時に雑誌の広告を見て「これ欲しい!」と強烈な物欲を刺激されたことは覚えているが、当時の私には手の届かない値段だったのでメーカーも名前も覚えずそれきり忘れていた。それから数年、何の気なしに時計専門雑誌をパラパラとめくっていたら、また巡り合いましたねとばかりに当時見た時計が載っていた。こうなったらもう止まらない。メーカー名と名前も覚えて購入できるお金を手にした途端に買っていた。手元に届いた時計のリューズを回して動き初めた時は、決して人には見せられないほどニヤニヤした顔をしていたと思う。

それから十数年腕に巻いて使っているが、我が相棒は自動巻きであるが為にすぐ止まる。移動中は腕に巻いている時計もこうやってブログを書くときの様に、PCに向かってキーボードを叩いている時は長い時間外していることが多い。そうするとだんだんバネが力を失って止まってしまう。常に気にしていないと止まってしまうなんて、お前はウサギか!という突っ込みを時計相手に何回やったか分からないほどよく止まる。しかも重い。

実はもう一つ別の腕時計をもっていて、半年とか1年とかある程度の期間を置いて付け替えている。そちらの時計は同じ自動巻きのクロノグラフだがなかなか止まらない。しかも薄くて軽い。こちらの時計をずっと使い続ければ良いという考えもあるがそういう気になかなかならないのが不思議だ。手の掛かる子ほどかわいいと言うがそういう感覚なのだろう。

今は携帯電話を時計代わりにしている人も多い。ポケットから携帯を取り出しては時間を確認している人を良く見かける。また今は電波時計という時刻を自動補正する優れものもある。時刻を正確に知りたければそちらの方が断然良い。それでも私は今日も相棒のネジを巻く。腕を強く振ったときのヴゥーンという感じが好きだ。(野)




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年末恒例、歌とお笑いの特番

2011-12-19 12:02:26 | 日記
年末年始になると歌とお笑いの特番が多くなる。小さい頃から見ている歌の特番が放送されると、今年も終わりかーと年の瀬を認識させられる。お笑いの特番が慣例となったのは、ここ数年のような気もするが、すっかり年末を意識させられるものの一つとなった。

歌の特番を見ていると、いつも両親が「こんな歌知らん。」「どこがいいのか全くわからん。」などと流行りの歌に対して難癖をつけていた。その度に、どうして大人は流行りを知らないのだろう?と不思議に思ったものだった。
学生時代は、歌番組を逃さず見たり、ラジオを聴いたり、CDを買ったりと、とにかく歌の流行には広くアンテナを張っていた。
たくさんの音楽を聴きまくった結果、自分の中でお気に入りとなった特定のジャンルのものばかりを聴くようになった。そして、流行りを知らなくなった。
(さすがにマルマルモリモリは知っている。結構好きである。)

先日、帰宅するとTVには年末恒例の歌番組がついていた。なんとなく見始めたら、最後まで見てしまった。鑑賞中の私は、いつかの両親と同じように「この歌知らないなー」などと思った。その知らない歌の中には、いい歌だなと思うものも間々あり、見終わった頃にはどこか心が元気になっていた。歌の力は素晴らしい!!なぜ、年末に特番がたくさん放送されるのかが少し分かった気がする。

そしてお笑い番組。
ここ数年でお笑い番組が増えたと思う。今や放送されていない日はないのではないか。
そんな中でも年末の特番ではコンテスト形式のものがある。お笑いの一位を決める番組だ。予選から勝ち上がった本線出場者は、一位になるべく渾身のネタを力いっぱいに披露する。その一生懸命さは感銘を受けるし、ネタはおもしろいしで、見ていると気持ちが明るくなる。歌の特番と同様に、年末に良い効果をもたらしていると思う。
彼らのネタをよく見ていると、自らの失敗談や残念な出来事・状態、不幸な出来事を笑いに変えているものも多い。自虐ネタと言われるものだ。

我々は、ちょっとしたことで落ち込むことがある。不安になってしまったり、逃げ出したくなったり、実際に逃げてしまったり。他人にとっては大したことないハードルが、自分には妙に高いような気がして、こんなの飛べるかな?この飛び方であっているかな?と怖くなる時もある。多かれ少なかれ、誰にでもあることだと思う。
そんな時、ちょっと明るいトーンでイジってもらえると、「なーんだ、大したことないじゃん」と吹っ切れてしまうことがある。
何事も明るく考えることって大事。我が社には明るくてやさしい上司がたくさんいる。たまにはイジってもらいに来るのも悪くないと思う。

(ゆ)


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慈しみ

2011-12-16 10:09:49 | 日記
 随分前だが、NHKのど自慢に被災地の方々が臨む姿を特集した番組を見た。

 震災後のNHKの活躍はすごい、と私は思う。報道に何ができるか懸命に考えた結果、やれるだけのことをやろう決めた、という意気込みを感じる番組が多い。政治報道などマスコミに対する嫌悪感が拡大する中、よく頑張っている、と思っている。

 さて、のど自慢大会の話であるが、NHKのど自慢は普通の日々の中で取り上げても映画になってしまったくらい出演者の背後はドラマに溢れている。それがこの震災の後、被災地で開こうというのだからもうどれだけ大変か、見なくても想像がつく。
 
 予選会が開かれ、多くの被災者がそれぞれの想像を絶する経験を背負って歌う。追いかけてくる津波から逃げて、走りに走ったが結局追いつかれて消えていった親友を追悼するため、震える手でマイクを握った極めつけの恥ずかしがり屋の男性がいた。鼓動が画面から聞こえてくるようだった。
 
 そもそも早く父を失い母一人に育てられた母妹3人家族のお嬢さんは、友達と2人で元気よく絢香×コブクロ『WINDING ROAD』を歌った。津波で家を流され、家族は仮設住宅で暮らし、本人は看護学校で頑張っている。彼女は「流された家は、私が建て直す」と力強く言い切った。予選会は通過したが、本選会は看護実習日と重なって会場に来ることが出来なかった。「曲がりくねった道の先に待っている幾つもの光、まだ遠くて見えなくても一歩ずつ、ただそれだけを信じて行こう」と力強く歌った彼女の姿が本選会に無かったことは残念だったが、それが彼女の未来に続く一歩なんだな、と妙に現実味を感じたものだ。
 
 このNHKのど自慢大会は岩手県久慈市で行われた。この企画をこの名前を持つ土地で開こうとする気持ちが、また心に沁みる。「久慈」とはおそらく仏教用語なのであろうが、いつまでもいつまでも慈(いつく)しむ心、皆が今忘れてはならないと思っている優しい気持ち、町の名前がまさにそのものであるその土地で開催したことはこの上もなく素晴らしい企てだった。

 慈しむ、という言葉を今はほとんど使わない。だが慈しむ、とは何と素晴らしい言葉だろうと、このドキュメンタリーを見てしみじみと感じた。忘れてはいけない言葉だ。仁や義、忠などが声高に語られて来たここ何年かであったように思う。ところが、大変な被災の状況を見て、今思い返せば、多くの方々が示した勇気や忍耐の向こうに見えていたのは、静かに強く心に響くこの「慈」であったと思われるのである。(三)
 
 
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今年の反省

2011-12-15 08:31:19 | 日記
今年の年頭に「人に会う」と言う目標を上げた。「人」とは、仕事関係の人ではない。長年会っていない友人知人である。
元日の夜、まだ新しい香りのする手帳を開き、1月に実弟、2月に従兄弟、3月に某氏、・・と、書きこんでみた。
一月に1名なら会えるだろう、なんて根拠もない計画を立てたのである。手帳に書いただけで、半分安心していた。しかし、1年を振り返ってみたら、半分はおろかわずか二方としか会えておらず、完全に計画倒れである。我ながら、情けないことである。
そもそも自分の思いだけで日程を設定しても、相手にもそれなりの都合があるのは当然のことである。

その代表的なのが、兄弟親戚である。東京は江戸川に血を分けた5歳下の弟が住んでいる。同じ都内に住んでるいるし、年上の者にはNO!と言わない薩摩の慣習の中で暮らしてきた仲であることもあって、兄側の都合に合わせてくれるものと思いこんでいたが、そう簡単にはYESの回答を貰えなかった。・・なんて、半分冗談である。
実際のところは、彼なりに多忙であることにある。弟はデザイン関係の事務所を構えて自営業を営んいる。バブル崩壊後からめっきり注文が減って厳しい経営を強いられている為、少しでも仕事を取ろうと営業活動で多忙を極めている。
前回会ったのが、鎌倉に住む伯父が亡くなった際だから、もう3年前前である。正月くらいは会えそうなものだが、大晦日も正月もない職業ゆえに、それさえも儘ならぬことである。
結局のところどちらが仕事を休まないと機会は作れない状況である。かと言ってそこまでして会わないといけないのか、と矛盾する気持ちとの葛藤があり、延び延びになってしまう。そして気が付けばもうジングルベルが流れる頃になっていた。

次に予定していたのが、学生時代からの友人たちである。彼らとも3年前母校のゼミの教授を交えた同窓会で「来年も会おう」と盛り上がったはずが、誰も音頭を取らないのであれ以来途絶えている。教授と交流の深いあるゼミ仲間と連絡が取れて、「教授の都合で3月にしよう」と約束していたが、仲介役の彼も職場の異動があり、時間に余裕がなくなったこともあってゼミ同窓会も立ち消えとなった。

この課題は、どうやらまた来年に持ち越しのようだ。会えなかった方々には、せめて年賀状を書こう。だが性懲りもなく「ことしこそ一杯やろう」なんて書きそうな気がする。(平)


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励み

2011-12-14 10:54:18 | 日記
いよいよ寒さも本格的になってきました。こんにちは。年内のブログ当番も今回を入れて残すところあと2回です。よろしくお付き合いくださいませ。


久々に自社に帰社して、喫煙所から外をボンヤリ眺めると、隣の隣にある元駐車場が工事中であった。その日は担当者が少ないらしく、ショベルカーが1台、人も一人。あとは出入り口の守衛さんといった2人構成。

寒い日も暑い日も外で仕事をする人達、節電で快適とは言いがたい日々をオフィスで送っていたとしてもやはり外に比べればマシな環境でもあり、ちょっと頭が下がる思いでもあります。

ただ少々気になったのが、彼らの仕事の励みは何なのだろうか?といった点です。

誰かの喜ぶ顔を想像しながらニヤニヤして仕事をする、そんな時はいつも以上にやる気が出て励みになる。そんな経験を誰もが一度はしていると思います。

誰かの喜ぶ顔を見たくて仕事をする、というのは一つの原動力でありますが、裏方に徹する様な人たちは何を励みに仕事をしているのでしょうか?
建設の事はよく分からないのですが、今地盤を工事している人が、直接エンドユーザと顔を合わせて感謝をされるシーンというのはちょっと想像できないのです。

純粋にお金のためや、自分の技術に誇りを持って仕事をしている。そしてたまに関係者から「いい仕事してますねー」なんて言われるのでしょうか。それはそれでアリだと思いますが。

話は変わりますが、よく大手ベンダーの自社ビルに常駐する仕事だと、そこに守衛さんが配置されている事が多いです。守衛さんにも様々で、人当たりの良さそうな人からいかにも強面の人、いつも仏頂面の人、いつもニコニコしている人など十人十色。

実は守衛さんと仲良くなるのが自分の隠された特技の一つでもあります。出社時は「おはようございます」退社時に「お疲れ様です」を続けていると、心なしか段々強面の人や仏頂面の人も表情が和らいでいくような。
他の行き来する人達にはしないのに、自分に敬礼なんかされてしまうとちょっとこちらも恐縮だったりして。
だけど悪い気はしません。

だけど守衛さんに対して挨拶を返している人はそんなに多くないのかな?朝だと大体3~4割くらいの人に限られているような気がします。
軽く会釈を返すだけの人も多いみたいですが、しっかり挨拶を返した方が殺伐とした職場にもっと笑顔の人達が増えるような気がします。


自分の挨拶が守衛さんたちの励みの一つにでもなっていてくれれば幸いです。
カワイイ女性ではなくむさ苦しい野郎からの挨拶ですが、そこは我慢してください。
(刑事長)


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