毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
ヤモリ、ザ・ハンター(2)
去年8月19日に「ヤモリ・ザ・ハンター」という記事を書いた。私の塾舎には夜な夜なヤモリが何匹も現れる。明るいうちは雨戸の戸袋の中で暮らしているようだが、日が落ちて、教室の明かりがともって小さな虫や蛾が寄り集まってくると、それにおびき寄せられるかのようにヤモリが何匹も窓に張り付く。勿論そうやって近づいてくる虫を餌にするためだが、その狩りの様子を1年前に記した。そのときは画像を何枚も貼りつける技術を持ち合わせていなかったものだから、1枚だけヤモリが蛾を狙っている写真が載せてある。その技術を習得した今年こそはなんとしてもヤモリの狩りの決定的瞬間を撮りたいものだと機会を虎視眈々と伺っていた。
教室から見るといつもこういう状態で窓ガラスにくっついている。近づいていってじっと見ると、足の指先に吸盤があるのが見える。精巧なつくりをしていて、これなら落ちることもないだろうと思わせる。自然の造作の見事さには、生き物の無駄のない構造をみるたびに感動する。腹にも微妙な筋が細かく走っていて、全身でくっついて落ちないようになっているようだ。こうやって見ているといつも気になることがひとつある。ヤモリの生殖器というものは外からは見えないのだろうか。何匹みてもそれらしいものが見当たらない、不思議だ。
背中のほうから見ると結構かわいらしい。背中の縞模様も一匹一匹違うし、目も膨らんだ感じがなかなかキュートだ。生徒の中には、ヤモリが窓に張り付いているのを見つけると、キャーと声を上げて逃げ惑う子もいるのだが、そこまでするのはちょっと大袈裟だろうと毎日見ていて愛着がわいている私などは思う。確かに大好物の蛾が飛んでくるのをじっと待っている彼らの様子は残忍と言えなくもないのだが、生きるためには当然のことをしているだけで仕方ない。
それにしても、いざ蛾を捕まえた瞬間を写真に収めようとするとなかなかうまくいかない。思い立ってから、2週間ほどが無駄に過ぎた。ふっと気づくともう蛾を飲み込んでしまった後だったことも何度かあった。塾の授業をしているわけだから、タイミングよく行くわけもない。ところが、2日ほど前にとうとうやった!!見事蛾を捕まえた瞬間のヤモリを写真に収めることができたのだ。
左が捕まえた瞬間、まだ蛾がばたついているのが分かる。右は次の瞬間、少し飲み込んでいる。蛾も少しおとなしくなっている。この2枚の写真を撮り終えた瞬間、私はふっと肩の荷が下りた気がした。別に誰も期待していない写真なのだが、世紀のスクープをものにしたような静かな感動が体を包んだ、といっては言い過ぎなのかもしれないが、まあ、それに近い感激を味わった。
でも、これでまた「げてものシリーズ」に一つおぞましいものが加わったといわれるんだろうな・・・
教室から見るといつもこういう状態で窓ガラスにくっついている。近づいていってじっと見ると、足の指先に吸盤があるのが見える。精巧なつくりをしていて、これなら落ちることもないだろうと思わせる。自然の造作の見事さには、生き物の無駄のない構造をみるたびに感動する。腹にも微妙な筋が細かく走っていて、全身でくっついて落ちないようになっているようだ。こうやって見ているといつも気になることがひとつある。ヤモリの生殖器というものは外からは見えないのだろうか。何匹みてもそれらしいものが見当たらない、不思議だ。
背中のほうから見ると結構かわいらしい。背中の縞模様も一匹一匹違うし、目も膨らんだ感じがなかなかキュートだ。生徒の中には、ヤモリが窓に張り付いているのを見つけると、キャーと声を上げて逃げ惑う子もいるのだが、そこまでするのはちょっと大袈裟だろうと毎日見ていて愛着がわいている私などは思う。確かに大好物の蛾が飛んでくるのをじっと待っている彼らの様子は残忍と言えなくもないのだが、生きるためには当然のことをしているだけで仕方ない。
それにしても、いざ蛾を捕まえた瞬間を写真に収めようとするとなかなかうまくいかない。思い立ってから、2週間ほどが無駄に過ぎた。ふっと気づくともう蛾を飲み込んでしまった後だったことも何度かあった。塾の授業をしているわけだから、タイミングよく行くわけもない。ところが、2日ほど前にとうとうやった!!見事蛾を捕まえた瞬間のヤモリを写真に収めることができたのだ。
左が捕まえた瞬間、まだ蛾がばたついているのが分かる。右は次の瞬間、少し飲み込んでいる。蛾も少しおとなしくなっている。この2枚の写真を撮り終えた瞬間、私はふっと肩の荷が下りた気がした。別に誰も期待していない写真なのだが、世紀のスクープをものにしたような静かな感動が体を包んだ、といっては言い過ぎなのかもしれないが、まあ、それに近い感激を味わった。
でも、これでまた「げてものシリーズ」に一つおぞましいものが加わったといわれるんだろうな・・・
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