goo

トピックス

 夏休みに入って、至極単調な毎日を送っている。朝から晩まで、塾の中にいるかバスを運転しているか、家で寝ているか、その3つのことの繰り返しだ。日付は言うに及ばず、曜日の感覚もなくなってしまった。教室にいる生徒の顔を見て、かろうじて今日が月水金なのか、火木土なのかの区別ができるくらいだ。
 しかし、こんな毎日でもたまにはおかしなことも起こる。毎日が単調だけにちょっとしたことにも驚いてしまうのかもしれないが、そんな話題をいくつか記してみたい。


4・5日前、朝起きると右腕に赤い斑点が大量に出来ている。何だ、これはと驚いて左手や体を探ってみたが、何も変わった所はない。ただ右腕にだけ、肘の内側から手のひらの付け根まで、赤い斑点が点々と続いている。「うわあ、何か虫に刺されたんだ!」と急いで薬を塗ってみたが、それから丸2日くらいは斑点がどんどん大きく真っ赤になって痒くて痒くてたまらなくなった。塾生でアトピーのひどい生徒がいて、年中ぽりぽり体を掻いているが、その子の気持ちが痛いほどよく分かった。掻くと余計痒くなるから、何とか我慢しろとよく言ってやるのだが、なかなか止められない。そんな彼の気持ちがよく分かった。毎日薬を塗りこんで、やっと昨日くらいから収まり始めた。真っ赤な状態も記念に写真に収めておいたが、さすがに気持ち悪くて、ここに載せることは出来ないから、今の状態の写真を載せた。それにしても一体何の虫だろう、数えてみたら右腕だけで、30箇所以上刺されていた。夜窓を開けて寝ていたのがいけなかったのかもしれない。気をつけよう。


先日、クーラーから水が漏れることは書いたが、実はそれで大事なものに大きな被害を受けていた。ちょうどクーラーの真下に本棚が置いてあって、その上にうずたかく本が積み上げられていた。水が漏れていることなどまったく知らないでいたため、ふっと気付いたときにはそこにあった本のほとんど水浸しになっていた。漱石の「三四郎」、ラディゲの「肉体の悪魔」、中原中也全集、フランス語版から各国語版の「星の王子さま」など、私の宝物といっていい本がずぶ濡れになってしまった。慌てて、天日で干してみたのだが、ごわごわというか、シワシワな感じは直らない。ちゃんと家に持ち帰っていればこんなことにはならなかったのにと激しく後悔したが、後の祭りでどうしようもない。悲しかった・・・


これは、8月上旬バスで通りかかった道に引越し社の大型トラックが横転していたのに遭遇したときの写真だ。特別急な曲がり道でもなく、見通しが悪いわけでもない。状況がまったく分からないから迂闊なことは言えないが、普通に考えて何故ここで横転するんだろうと、不思議に思わざるを得ないような場所での事故だった。横を通り過ぎるときに、運転手が警察官の事情聴取を受けているようだったので、人命にかかわる事故ではないようだった。それに少しは安心して、思わず携帯の写真に収めてみたのだが、なにせ警察官が大勢いるところなのでこっそり写すことになって、ピントがあっていないのは残念だ(真ん中奥に横になっている白い四角いものがトラック)。救急車も来ていなかったから、大事には至らなかっただろうが、毎日バスの運転で走り回っている私には身の引き締まる出来事だった。スピードの出し過ぎに注意して、常に安全運転に気をつけなければいけない、そういう思いを確認できたのは私にはいい機会だった。

 夏休みも後10日ほど、気を緩めることなく何とか無事に終わりたいと思っている。



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )