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レコーディング・ダイエット

 岡田斗司夫の「いつまでもデブと思うなよ」(新潮新書)を読んだ。
 今年の3月末にNHK・BSで「あしたのジョー」を連続で放送する番組があって、それに出演していた岡田を見たとき、びっくりした。まるで別人のようにやせていたのだ。どこか体でも悪くしたのかな、とちょっと心配したが、そんな雰囲気はまるでなかった。じゃあ、ダイエットしたのかなと思っていたところ、それから半年経ってこの本が発売されたので、早速読んでみた。
 なんと1年間で50キロもやせたのだそうだ。その方法は「レコーディング・ダイエット」。何度かダイエットとリバウンドの繰り返しの果てに著者が見つけ出した究極のダイエット法だ。社会学者の肩書きを持つ岡田だけあって、太っていることが「見た目主義社会」の中ではいかにマイナスであるかを解説してくれていておもしろいが、ここでは彼が50キロもの減量に成功した「レコーディング・ダイエット」のポイントを書き出してみようと思う。

第一段階「助走」・・・太る理由
 ①体重を毎日計る。
 ②口に入れたものすべてをメモする。
 ③ガマンしない。
自分が太っているのは、実は「太り続けるような食事・行動を取っているから」という事実を知るため、また、その「太り続けるような食事・行動」とは具体的になにか?を特定するため、ポテチ一枚からコーラ一口まで、食べた時間とともに省略せずに正確にメモを取る。
2週間から2ヶ月の期間を充てる(作者は「助走」に5ヶ月かけて、メモするだけで10キロやせた)。

第二段階「離陸」・・・カロリーを計算してみる
 ①体重・体脂肪率を毎日計る。
 ②口に入れたものをすべてメモし、カロリーを計算する。
 ③どうやれば総カロリー数を減らせるか想像してみる。でも、ガマンはしない。
自分が食べたものをカロリー計算し、ひたすらレコーディング(記録)する。食べたいものを我慢せず食べたら、果たしてどのくらいのカロリー摂取になるかを自分で「知る」のが目的。
カロリー表示されていない食事はイーストマートのサイト(http://www.eatsmart.jp/do/search/go)などでチェック。この段階は、1~2週間でいい。

第三段階「上昇」・・・カロリーを制御する
 ①体重・体脂肪率を毎日計り、口に入れたものをすべてメモし、カロリーを計算する。
 ②一日の摂取カロリーを年齢・性別にあわせて決め、それを守る。
 ③食べ過ぎても後悔や反省はせず、翌日からのフォローで切り抜ける。
 ④毎日水を2リットル飲む。

摂取カロリーは「自分の基礎代謝量ギリギリ」あたりが、最も効率よくやせられる。基礎代謝とは、呼吸や体温調節など人間が生きていくうえで絶対に消費されるエネルギーのことだが、年齢、性別、身長などにより異なる。その算出には、次のサイトを使うのが便利だ。http://www.e-uruoi.net/about/index3.htm
48歳で、身長171cm作者は、1500kcalに設定した。(私も試したら1717kcalだった)。
開始して75日目当たりまでを充てる。

第四段階「巡航」・・・いろいろやってみる
 ①75日目あたりに体調の変化がある。
 ②体重や体脂肪は、脈動的に変化する。
 ③停滞期はいろんなダイエット法を併用して乗り切ろう。
 ④豆乳野菜はジュースはオススメ。
「75日目変化の前兆」「停滞期かも、という不安」に襲われ、辛くなったりやめたくなったりするかもしれない。そんなときには今までの記録を読み直すと、自分の苦労が実感できて乗り越えられる。(のだそうだ)

第五段階「再加速」・・・体の声を聞く
 ①食べ物の好みの変化に気をつけよう。
 ②「満腹」や「ちょうどいい」の直前、「まだちょっと足りない」で食事をやめよう。
 ③「○○が食べたい!」という欲望ではなく、「○○を欲しがっているな」という体の欲求を自覚しよう。
自分の好物に明らかな変化が現れる。完全な欲望型人間として生きていた自分を、欲求型人間に近づける段階であり、体質の変化も実感できる。

第六段階「軌道到達」・・・ダイエットの終わり
ダイエットするなどと努力なしでも、やせていられる状態、つまり、「必要な分だけ食べたら、努力なしに食べるのをやめられる」状態になっている。
この時点で、ダイエットは終了する。


 終わりに作者は、「なにをするにも、いまの数倍の手間やお金がかかった世界。毎日がストレスで、そのストレスでさらに太ってしまう世界。そんな体重圏の束縛から解き放たれて、いまの私は月世界にいる」と締めくくっている。50kgも脂肪が取れれば当然の感想であろう。
 今のところ、私自身はダイエットの必要を感じないし、これからもそうあってほしい。

 

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