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虫聞き

 地区シリーズでヤンキースがインディアンスに2連敗した。先に3勝した方がリーグチャンピオンシリーズに進めるので、早くも土俵際まで追い詰められてしまった。第1戦は投手陣が打ち込まれ3-12と大敗、2戦目は延長11回2死満塁からヒットを打たれサヨナラ負け、とまったくいいところがない。流れは完全にインディアンスに傾いているから、これを押し戻すのは並大抵のことではないだろう。今シリーズでの猛打爆発を期待していた松井秀喜は、第1戦は4打数0安打、第2戦も3打数0安打1四球と精彩を欠く内容であった。確かに相手投手、サバシアとカルモナが最高のピッチングをしたのかもしれないが、これだけ打てないのでは話にならない。特に第1戦の5回2死満塁での・・・などと今更私が愚痴ってみたところで何もならない。こうなったら、開き直って第3戦から3連勝する意気込みで、チームをぐいぐい引っ張っていってほしい。どんなことがあろうと、とにかく最後まで応援し続けるから、松井よ、がんばってくれ!
 
 とは言ってもかなり気分は悪い。ふっと気付くとネガティブな考えで頭の中がいっぱいになっている。これじゃあ、ダメだ。私にできることはTVの前で声援を送ることだけなのに、落ち込んでいては何の役にも立たない。何とか気持ちを奮い立たせようとあれこれ考えてみたが、妙案は浮かばない。ただ、金曜日の深夜にNHK・BShiで見た、「アインシュタインの眼」という番組で紹介されていた「虫のオーケストラ」のことを思い出した。花見や月見と並び、江戸時代の5つの風流とされた”虫聞き”を、現代風にアレンジして「虫のオーケストラ」として楽しもうという趣向だった。秋の代表的な虫を10種類選んで、それらの虫の音をオーケストラ風に重ね合わせて聞かせてくれたのだが、どの虫の音も秋の夜長に聞くにはふさわしい、繊細で透明感あふれるものばかりで、聞いているうちに心がとても落ち着いてきた・・。
 そうか、そうした虫の音をここに集めてきて、ヤンキースの敗戦で打ち萎れた心を慰めてはどうだろう。なんにせよ、まだシリーズが終わったわけではない。今肝心なのは心を落ち着けて、しっかり前を見続けることだ。ヤンキースと松井の復調を願いながら、第3戦に集中できるようできるだけ雑念を払い、心を軽くしておかなければならない。そこでネット上をあれこれ探したところ、「虫のオーケストラ」に選ばれた10種類のうち9種類の虫の音を集めることができた。(10種類目の虫が何なのか、画面に追いつけず、メモすることができなかった・・)短いものばかりではあるが、虫それぞれの特徴が出ていて、なかなか風情がある。

スズムシ
カネタタキ
クツワムシ
キンヒバリ
カンタン
マツムシ
エンマコオロギ
ハラオカメ
クビキリギリス


 心が安らぐまで聞き続けて、月曜の早朝に行われる第3戦にベストの状態で臨めるようにしよう!
 まだまだこれから、これから!

おまけ
ウマオイ
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