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緊急地震速報

 木曜、塾生を送り終えての帰り道、NHKラジオで「ラジオ深夜便」を聞いてたところ、突然チャイムが鳴って「緊急地震速報」が流れだした。「宮城県沖で強い地震が発生」・・・。
 「えっ?宮城県?ヤバい、娘がいる!!」
慌てて家までたどり着いたら、妻がテレビを食い入るように見ていた。
 「宮城で地震らしいな」
 「うん。『アメトーク』見てたら地震速報が流れて、画面が切り替わったの」
 「大丈夫か?娘は?」
 「こういう時に慌てて電話してもいいのかどうか・・」
 「迷うよなあ・・」
画面がNHK仙台支局前からの中継に変わったが、停電しているようだ。東京からの音声が届かにそうで、一方通行の報告になっていたが、大きな揺れが1分以上続いた、との報告があった。ここまで聞いて、我慢の限界に達した妻が、娘にメールを打ち始めた。テレビ中継の様子から、仙台市内で大きな被害が起こっているように見えなかったが、確認をとるのは大切なことだ。
 
 少し待ったら娘から返信がきた。
 「大丈夫だから安心して」
というような内容だったが、これを見て本当にホッとした。きっと安全な所にいるだろうと思ってはいたが、無事を確認するまでは安心できない。いつもメールの返信が遅い娘にしては迅速に返信してくれたのもよかった・・。

 しかし、この地震、М7.4とかなり大きかった。各地の震度は、
 

 私の住む町でも震度2を観測したそうだが、車を運転中の私は勿論のこと、家にいた妻も感じなかったそうだ。それにしてもまだこんなに大きな地震が東北地方を襲うなんていったいどうなっているんだろう。3月11日からほぼ1ヶ月経ったというのに、これだけのエネルギーをもった地震が発生するなんて、地中で何が起こっているのだろう。今回は巨大な津波が襲って来ることがなかったのは幸いだったが、いったいいつになったら収束していくのだろう・・。
 先の見えないのは福島原発も同じことだ。現場の職員たちは使命感に燃えて必死の作業を続けていてくれるのだろうが、終息までの道筋がはっきり見えてこないのが不安だ。
 
 とは言え、被災した地域では、復興に向けて一歩一歩進み始めた人たちも大勢いるようだ。情報番組で紹介されるリポートにも明るさが見え始めているように感じる。いつまでも打ちひしがれていないで、前を向こうとする人々の姿は神々しくさえある。それだけに、また大きな地震が襲ってきて、人々の意欲を踏みにじるようなことだけはあって欲しくない。


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