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父と二人で・・

 私にとって、4月が一番楽な月のように思う。新学期が始まったばかりで、ゴールデンウィーク明けまで定期テストがないこの時期は、日曜日をすべて休みにできる。そんな月は他には8月があるだけだが、8月は夏期講習のただ中だけあって、毎日12時間以上働かねばならないため、肉体的にも精神的にもかなりきつい。そう思うと、新学期の授業が軌道に乗りさえすれば、4月が一番のんびりできる月であることは確かだ。
 
 そんな日曜の昨日、父を畑に連れて行った。退院後、近所の人と何度か畑に行っているが、私が連れていくのは初めてだった。
 父の目的はゴーヤの種をまくこと。

 

 芽が出た後つるが伸びやすいよう、イノシシよけのネットが張ってある畑の隅に、昨年からとってあった種をまくのが父の役目。その間、私はネギとほうれん草を抜いた。

 

 ゴーヤは、煎じて飲むと糖尿病に効能があるため、3年前から収穫したゴーヤをほぼ伯母に渡しているが、今年もゴーヤを伯母のために作らねばならないと、入院中から何度も繰り返していただけに、やっと思いを果たせたことになる。普段は素っ気ないことばかり言っている伯母に対して、そんな気遣いをするのも驚く。今では父の体の方が怪しいが、それでも義弟として伯母のことは常に気にかけているのあろう・・。

 それと一週前に植えたジャガイモに肥えを遣った。



 父も、本当はもっと畑に通いたいのだろうが、妙に遠慮して言いだして来ない。退院して1か月以上経って、生活のリズムもなんとなくでき上がって来たように思うが、好々爺になってしまったのか、それとも我慢をしているのか、私としてはまだまだ手探りの状態だ。少しでも楽しい毎日を過ごせるよう、できるだけのことはしているつもりだが、なかなか難しい。
 日々勉強だ・・。
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