毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
やっかいなことばかり・・
日本国内にある原子力発電51機が全て稼働を停止したのが5月5日、その翌日の毎日新聞朝刊に載っていた「質問 なるほどドリ」という記事には、考えさせられた。「なるほドリ」という質問者(Q)「原発事故の心配はなくなったの?」という問いに対する回答を、毎日新聞の西川拓という化学環境部の記者(A)が答える形式をとっているが、以下にその記事を引用してみる。
「なるほドリ」 5日で国内の原発がすべて停止したね。これで原発事故の危険性はなくなったのかな。
「記者」 運転中より危険は少ないでしょうが、心配がなくなったわけではありません。原発は、核燃料に含まれるウラン235が連鎖して核分裂する過程で生じた熱でタービンを回して発電しています。原発が止まって核分裂の連鎖は停止していますが、これまでの運転中に生じたさまざまな不安定な原子核が自然に壊れることで、燃料棒は熱(崩壊熱)を出し続けます。この崩壊熱を除去し続けなければなりません。
「Q」 放置するとどうなるの?
「A」 東京電力福島第1原発事故を思い出してください。運転中だった1〜3号機は地震の揺れで緊急停止しました。しかし、その後の津波で全電源と原子炉への注水機能が失われ、崩壊熱を除去できなくなったため、炉内の水は沸騰し徐々に蒸発しました。最終的には露出した燃料棒が高温になって炉心溶融し、水素ガスが発生、爆発しました。定期点検中だった4号機では、核燃料はすべて原子炉建屋最上階の使用済み核燃料プールに移されていましたが、ここも注水ができず危機に陥りました。
「Q」 崩壊熱ってすごいの。
「A」 1〜3号機は原子炉停止から1年以上たち、熱量は停止直後の0・4%程度になりました。それでも、熱量は約500キロワットに達し、20度の水約5立方メートル(5000リットル)を1時間で沸騰させるほどです。現在、東電が各号機に毎時6〜9立方メートルの水を炉内に注いでいるのも、このためです。使用済み核燃料は通常、約2年は水中で保管しなければ十分に冷えないそうです。停止した原発の多くは定期点検中なので、核燃料の多くはプールに移されていますが、冷却が止まれば福島事故と同じことが起こる恐れがあります。
「Q」 やっかいだね。
「A」 特にプール内の核燃料の危険性は、福島事故まであまり認識されていませんでした。米原子力規制委員会のマグウッド委員も「プールが危険をもたらすとは誰も思っていなかった」と話していました。
「Q」 このごろ地震も多いし、大丈夫かな。
「A」 電力会社は国の指示で、東日本大震災と同規模の津波で全電源を失っても、原子炉やプールを冷却できるよう、高台への電源車増設などの緊急安全対策を実施しています。しっかり備えてほしいですね。
止まっても危険、動いても危険、ならば動かして少しでもエネルギーを生み出させた方が得・・、などという結論が導き出されてしまうような話だが(事実、そういう論理で原発再稼働を推し進めようとしている連中もいるらしい・・)、幾ばくかでも危険が少ない方を選択するのが為政者の成すべきことだと思うが、この国ではそうではないらしい。やたら屁理屈を捏ねくりだして何とか再稼働にこぎつけたいと懸命になっている輩ばかりが目立つ。誰のため、何のための政治なのか、私には皆目分からないが、彼らには彼らなりの政治理念に基づいて動いているのだろうから、どうしようもない。
いっそのこと解散して総選挙を行えば、些かなりとも民意がどこにあるのか判明するのだろうが、ハシズムが伸張するのは目に見えてるし、かと言って右傾化の甚だしい自民党には任せられない・・。
「なるほドリ」の言葉を借りるまでもなく、「やっかい」なことだらけだ・・。
「なるほドリ」 5日で国内の原発がすべて停止したね。これで原発事故の危険性はなくなったのかな。
「記者」 運転中より危険は少ないでしょうが、心配がなくなったわけではありません。原発は、核燃料に含まれるウラン235が連鎖して核分裂する過程で生じた熱でタービンを回して発電しています。原発が止まって核分裂の連鎖は停止していますが、これまでの運転中に生じたさまざまな不安定な原子核が自然に壊れることで、燃料棒は熱(崩壊熱)を出し続けます。この崩壊熱を除去し続けなければなりません。
「Q」 放置するとどうなるの?
「A」 東京電力福島第1原発事故を思い出してください。運転中だった1〜3号機は地震の揺れで緊急停止しました。しかし、その後の津波で全電源と原子炉への注水機能が失われ、崩壊熱を除去できなくなったため、炉内の水は沸騰し徐々に蒸発しました。最終的には露出した燃料棒が高温になって炉心溶融し、水素ガスが発生、爆発しました。定期点検中だった4号機では、核燃料はすべて原子炉建屋最上階の使用済み核燃料プールに移されていましたが、ここも注水ができず危機に陥りました。
「Q」 崩壊熱ってすごいの。
「A」 1〜3号機は原子炉停止から1年以上たち、熱量は停止直後の0・4%程度になりました。それでも、熱量は約500キロワットに達し、20度の水約5立方メートル(5000リットル)を1時間で沸騰させるほどです。現在、東電が各号機に毎時6〜9立方メートルの水を炉内に注いでいるのも、このためです。使用済み核燃料は通常、約2年は水中で保管しなければ十分に冷えないそうです。停止した原発の多くは定期点検中なので、核燃料の多くはプールに移されていますが、冷却が止まれば福島事故と同じことが起こる恐れがあります。
「Q」 やっかいだね。
「A」 特にプール内の核燃料の危険性は、福島事故まであまり認識されていませんでした。米原子力規制委員会のマグウッド委員も「プールが危険をもたらすとは誰も思っていなかった」と話していました。
「Q」 このごろ地震も多いし、大丈夫かな。
「A」 電力会社は国の指示で、東日本大震災と同規模の津波で全電源を失っても、原子炉やプールを冷却できるよう、高台への電源車増設などの緊急安全対策を実施しています。しっかり備えてほしいですね。
止まっても危険、動いても危険、ならば動かして少しでもエネルギーを生み出させた方が得・・、などという結論が導き出されてしまうような話だが(事実、そういう論理で原発再稼働を推し進めようとしている連中もいるらしい・・)、幾ばくかでも危険が少ない方を選択するのが為政者の成すべきことだと思うが、この国ではそうではないらしい。やたら屁理屈を捏ねくりだして何とか再稼働にこぎつけたいと懸命になっている輩ばかりが目立つ。誰のため、何のための政治なのか、私には皆目分からないが、彼らには彼らなりの政治理念に基づいて動いているのだろうから、どうしようもない。
いっそのこと解散して総選挙を行えば、些かなりとも民意がどこにあるのか判明するのだろうが、ハシズムが伸張するのは目に見えてるし、かと言って右傾化の甚だしい自民党には任せられない・・。
「なるほドリ」の言葉を借りるまでもなく、「やっかい」なことだらけだ・・。
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