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4号機の現状

 東京電力は26日、福島第1原発4号機の原子炉建屋を報道陣に公開し、その時に撮影された原子炉内部の写真を何枚か見た。

 

 

 


 『昨年3月の水素爆発で大破した建屋上部のうち、南半分は既に撤去。来年中の開始を目指す使用済み燃料プールからの核燃料取り出しに向け、カバーを取り付ける準備が始まっていた。
 同原発の公開は3月8日以来。報道陣は初めて4号機から70、80メートルの地点でバスを降りて取材した。細野豪志原発事故担当相の視察に同行し、代表社が建屋内部に入った。
 事故当時4号機は定期検査中で、原子炉内の燃料はプールに移されていた。炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機に比べると放射線量が低く、がれきなどの撤去が進んでいる。
 燃料プールなどがある5階フロアには、小型の重機が載せられていた。天井の骨組みを切断し、建屋脇の巨大なクレーンで地上に下ろす作業に使う。北半分の構造物も、秋には撤去が完了するという。西側外壁の一部は爆発で約3センチ外に膨らんだことが判明したが、肉眼では確認できなかった。
 4号機の燃料プールは縦10メートル、横12メートル、深さ11メートル。満杯に近い1535体の燃料集合体が入っており、プールが地震などに耐えられるか懸念する声が根強い。東電は東日本大震災と同じ震度6強の揺れでも壊れないとしている。
 細野担当相は視察後、「プール底部の補強を確認した。さまざまな課題があることは事実だが、作業員の頑張りで廃炉に向かって歩んでいることを知ってほしい」と述べた』

 こんな壊滅的な現場で、まさに命がけの作業を連日行っている、作業員の方々には頭が下がる。彼らの奮闘なしに今の日本はなかっただろう、と言ってもいいだろう。その思いを決して忘れないため、そして作業員の方々に感謝の気持ちを常に忘れないよう、この写真を貼っておくことにした。
 
 と同時に、原発事故など決して収束していないことも忘れてはならない。こうやっている間にも、福島第一原発では一刻の猶予も出来内作業が懸命に続けられているのだ。この写真を見たら、停止中の原発の再稼働に賛成することなどできるわけがない。

 節電しなくちゃ・・。
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