じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

2009年度京都府の私立高校志願者数から

2009-02-07 12:04:30 | Weblog
★ 京都府の2009年度私立高等学校入試の志願者数が発表された。まだ締め切っていない学校や1・5次募集、2次募集をする学校もあるので最終的な数字ではないがいくつか特徴が読み取れる。

★ 全体として私立志望者が減った。京都市以南の学校だけを見ると昨年度と比べ1000人以上減っている。割合で言うと昨年の95%というところだ。昨今の経済状況や公立の復調と言う背景もあるのだろう、2005年度と比べても94%と減っている。

★ 今年志願者を増やしたのは、花園が約600人増と圧倒的で、以下京都成章、洛陽総合、洛南が100人以上増やしている。花園は昨年の志願者が少なかった反動と思えるが、2005年度と比べても約125%と人気を集めている。洛南はここ数年着々と志願者を増やしている。男女共学化が成功したようだ。

★ 人数的には多くないもの、京都西山、ノートルダム女学院も健闘している。地道な学校改革、営業努力の結果であろう。

★ 一方で今年志願者を減らしているのは、東山、龍大付属平安、京都両洋、京都文教、京都女子で、いずれも200人以上減らしている。比率的には、華頂女子、平安女学院の落ち込みも大きい。龍大付属平安は昨年度龍大の付属となり人気を集めた反動とも言える。

★ 他の学校は、長期的にも人気にかげりが見られる。男子校、女子校といった形態が市場から支持されなくなってきているようだ。かつて人気を集めた京都女子は洛南の共学化や立命館の併願化などによって苦戦しているようだ。平安女学院は定員割れが常態化しており、立命館大学への進学をめざすコースの人気もイマイチだ。

★ 2005年度志願者数ベスト5は、大谷、京都橘、花園、京都学園、京都女子の順だが2009年度は、大谷、京都学園、京都橘、花園、龍大付属平安の順となっている。志願者が1000人を超える学校は年々減り、人気校への集中が進んでいるようにも思える。

★ 大阪府の橋下知事が提唱するようなバウチャー制度を期待する声が高まるかもしれないし、またM&Aが進むかも知れない。

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