じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

遊びの効用

2009-02-14 10:55:14 | 教育
★ 大学の後輩に「遊び」を通して子どもの可能性を伸ばそうとしている人がいる。実業家を目指してあちこち飛び回っている20代の意気のいい青年だが、目のつけどころがいい。

★ 子どもの知的好奇心をうまく刺激している。経営的に成り立つかどうかは、今後の奮闘次第であるが、動けば何らかの成果が得られるのは必定。頼もしい限りだ。

★ 彼のブログを見ていると、私も大いに刺激される。

★ 「遊び」については自分なりにまとめておいた方が良さそうだ。自己教育力や知的好奇心などについても改めて勉強したくなった。アハ体験など実に興味深い。

★ 天井に吊り下げられたバナナを取ろうと悪戦苦闘していたチンパンジー。飛び跳ねただけでは届かない。箱に座って「どうしたものか」と考えた。ある瞬間、「アハ!」といって手をたたき、箱を積んで、それに昇ってバナナを取ったという。

★ そのチンパンジーにとっては革命的に進化を遂げた一瞬だろう。実は私たちは日常的にこうした経験をしている。学校での学習などはこの連続だと言っても過言ではなかろう。学習とは訓練と発見の連続だ。訓練は苦しいが発見は快楽だ。

★ 任天堂のDSを使って英単語力を伸ばそうという試みが始まっている。訓練については、こうした工夫も効果的だろう。単純な作業を飽きずに継続する工夫にかけては人間は天才だ。「遊び」にしてしまえばよい。

★ では、発見はどのように演出すればよいのだろうか。観察と実験、調査といったところか。板倉さんの仮説実験授業などは今なお魅力的だ。

★ 大学の学園祭で、招かれた板倉さんの授業を実際受けたことがあるが、さすがに楽しかった。仁丹に電気が流れたのには驚いた。

★ 「遊び」には他にも効用がありそうだ。心理学や脳科学の成果が学習に生かせればもっと効果的な教育が実現できると思う。
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