じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

公教育経営

2009-02-09 03:55:27 | 教育
★ ここ数日学習意欲が高まっている。再び大学で学びたい衝動に駆られている。

★ ずっと学校経営実践史と臨床学校経営学と言うものに興味を持っているが、今さら研究者として身を立てることもないから、もっと広い視点から「公教育経営」というものを勉強したいと思えてきた。

★ 公教育経営研究といっても実に幅の広い内容を含んでいる。公教育そのものの概念の検討、歴史的経緯。制度設計や立法過程、行財政過程や慣習などと言った法社会学的な領域も含まれる。

★ 公教育と言う限りは「公」(主に国家)が意図をもって計画的、組織的に営む教育活動だが、具体的には「学校」を舞台として「授業」と言う形で行われる。

★ だから「すぐれた授業とは何か」というのも大きなテーマだ。

★ いかに箱ものをつくり、教材を整えても授業の質は結局教員の力量によるところが大きい。教員の職能成長の在り方、養成・採用・研修、人事の在り方も大きなテーマだ。

★ 教育行政や学校経営は教育目標を実現するために所与の条件を最適化する条件整備だといえる。経営の在り方、経営者の力量形成や経営過程の在り方が問われる。

★ そもそも教育とは何だろう。何らかの意図をもって人の変容を促す営みであろう。そう考えると、教育とはブラックボックスのようなものだ。では、そのブラックボックスに入る前と出てからを比較し、ブラックボックスの関数(法則性)を解明することが教育学と言うことか。

★ だんだん深みにはまってきた。

★ 臨床教育学という視点も面白い。森を見るか、木を見るかといったことだろうが、一人の人間の変容に焦点を当ててみるのも人間の理解には必要な作業だろう。社会とのかかわりを考えれば教育社会学の領域となるか。脳科学や心理学、社会学も重要な武器となる。

★ 公教育は市民革命や産業革命を経て、国民国家の形成と資本主義が発展するのとにあわせて、国民形成や労働力の供給のために組織化されたと言われる。社会の変遷の中でこれからの公教育の在り方を考えるのも興味深い。

★ まずは大風呂敷を広げて、あれこれ勉強してみたい。
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