じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「東大」離れか

2009-03-16 17:25:34 | Weblog
★ 東大や京大の合格者ランキングが発表される時期になってきた。東大をめぐっては例年トップを走る開成高校の合格者が激減したとか、都立の進学高の合格者も減ったとかが話題になっている。

★ 合格者数をめぐって一喜一憂。高校も今や塾・予備校と大差ない。

★ 生徒の方がむしろ冷静で「なぜ東大なのか」と、東大離れが進んでいるとも聞く。東大を出て官僚となるうま味もなくなりつつあるし、ここ数代の総理大臣の出身は私立大学だ。東大を出て成り上がるよりも親の七光が幅を利かす時代になってきたのかも知れない。

★ 都会と違って地方、田舎では「東大」「京大」ブランドはまだ健在だ。都内の名門高校や都立高校の不振にはこうした背景があるのかも知れない。

★ ところで、塾・予備校もそうだが、「○○大学(高校、中学)」何名合格という売り文句は、別にその教育機関の優秀性を証明しているわけではない。単に、そういうブランド校を目指している生徒がたくさん集まっていますよ、ということに過ぎない。

★ ブランド校に合格できうる生徒をいかに確保するか、それで3年後の結果はほぼ決まってしまう。良質な入学者を得ることが、最大の経営目標と言うことだ。

★ 「東大」「京大」に合格させることよりももっと大切なことがあると思うのだが、結果が目に見えるわかりやすさに勝るものはないようだ。

★ マスコミは煽りたてるが、私たちは「お祭り騒ぎ」として冷静に見ておく方がよいだろう。

★ 能力のある生徒をどんどん伸ばすのは誠に結構なことだが、一方で、「勉強のできない者は私立へ行け」といった風潮や授業料が払えなくて高校を中退せざるをえない現実も何とかしたいものだ。 
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