じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教員養成6年制

2010-01-21 22:41:00 | Weblog
★ 共同出版から「どうなる教員養成6年制」と題するセミナーの案内が来た。

★ 平日の夜で会場が東京の経団連会館というから行けそうもないが、いよいよ教員養成6年制が現実味を帯びてきたのか。

★ 年末に予備校のある先生が新聞に記事を寄せていた。教員養成が6年制になると教員志願者が減り、教員養成大学のレベルがさらに低下する。結果的に教員の質が低下するというものだった。

★ 薬学部の例を引用されていたが、一理あるなぁと思った。専門的な知識、能力を要する薬学部にしてこのありさまである。

★ 「教員」という職業が6年間のリスクを負うだけの価値のある職業かが問われる問題だ。

★ 教員の専門職論は言われて久しい。教員に優秀な人材を集めようと「人確法」が施行され、教員の勤務条件は一般公務員よりも優遇されてきた。

★ 実際、教員採用が極めて狭き門の時代があり、「デモシカ先生」の時代と比べれば、相当優れた教員が確保されているはずである。教育条件は過去の比ではない。それなのに、教育問題が絶えないのはなぜであろうか。

★ ただ養成期間を延長するだけでは意味がなかろう。

★ 養成の内容や方法を検討する必要がある。実際の運用では「開放性」の原則をどうするのか。京都では教員養成大学が核となり近隣私大と提携して「教職大学院」を運営しているが、こうした形がモデルとなるのであろうか。

★ 教員の待遇の問題もあろう。

★ 教育効果は教員の力量によるところが大きい。それゆえ教員養成は重要だが、養成ー採用ー研修などトータルな制度設計をして欲しいものだ。
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