★ 知人の大学関係者に聞いた話。昨今の大学生は3年生になると「就活」が始まるそうだ。秋口にでもなると「就活」を口実として授業への欠席が増えるという。しかも、それは大学の方針で欠席扱いにはならないそうだ。
★ 就職大氷河期時代。大学としては授業料さえ納めてもらえれば、出欠など細かなことは見て見ぬふりといったところだろう。ただ、こうした慣例は大学教育を形骸化させる。
★ センター入試や私大入試の影響で、すでに高校3年生の3学期は有名無実化している。最近は指定校や公募制推薦が11月ごろから始まり、半数近くの生徒が年内に進路を決めてしまうから、高校としては2学期前半までには主要なカリキュラムを消化しておかなければならなくなる。
★ 高校は3年間といいながら実質は2年半になっている。実に窮屈なありさまだ。この分では大学は4年制といいながら実質2年半になってしまうかも知れない。(長期休暇を差し引けば、実に高額な授業料を払っていることになる)
★ 確かに大学にとって、就職を支援するといった出口対策は重要だ。大衆化され、一方で少子化の荒波が押し寄せ、淘汰が叫ばれる経営環境にあって、確かな出口を確保することは大学にとって大きな宣伝効果をもたらすだろう。
★ 出口対策はもちろん大事だが、これに引きずられ大学教育が形骸化するなら、大学は単なる「学位」発行機関、あるいは「学位」販売機関に堕してしまう。
★ かつてのような就職協定がよいのかどうかはわからないが、企業も大学も理性をもった対応をして欲しいものだ。
★ 就職大氷河期時代。大学としては授業料さえ納めてもらえれば、出欠など細かなことは見て見ぬふりといったところだろう。ただ、こうした慣例は大学教育を形骸化させる。
★ センター入試や私大入試の影響で、すでに高校3年生の3学期は有名無実化している。最近は指定校や公募制推薦が11月ごろから始まり、半数近くの生徒が年内に進路を決めてしまうから、高校としては2学期前半までには主要なカリキュラムを消化しておかなければならなくなる。
★ 高校は3年間といいながら実質は2年半になっている。実に窮屈なありさまだ。この分では大学は4年制といいながら実質2年半になってしまうかも知れない。(長期休暇を差し引けば、実に高額な授業料を払っていることになる)
★ 確かに大学にとって、就職を支援するといった出口対策は重要だ。大衆化され、一方で少子化の荒波が押し寄せ、淘汰が叫ばれる経営環境にあって、確かな出口を確保することは大学にとって大きな宣伝効果をもたらすだろう。
★ 出口対策はもちろん大事だが、これに引きずられ大学教育が形骸化するなら、大学は単なる「学位」発行機関、あるいは「学位」販売機関に堕してしまう。
★ かつてのような就職協定がよいのかどうかはわからないが、企業も大学も理性をもった対応をして欲しいものだ。