★ 1974年に刊行された五木寛之さんの「海を見ていたジョニー」(講談社文庫)、新装版が出ていたので読んだ。
★ ジョニーが戦争から帰ってきた。一時帰休というやつらしい。カウンター越しに出された大きな手を見て、ジュンイチは言葉に戸惑った。彼は大きな黒人で、ニックネームは野牛(バッファロー)のジョニー。
★ 姉の店(ピアノ・バー)を手伝う10代の少年、ジュンイチ。ジャズに魅かれ、店が終わった深夜の岸壁でトランペットを吹くのが楽しみだった。将来、ミュージシャンになることを夢見て。
★ ある夜、いつものようにトランペットを練習するジュンイチの前に、ジョーニーが現れた。彼はジャズについてジュンイチに語った。「ジャズを好きだってことは、人間が好きだって事だ」(20頁)
★ ジョニーがふいと姿を消して10か月。戦争に行ったのだという。そのジョニーが帰ってきたのだ。しかし、それはかつての彼ではなかった。
★ ジャズを通した青年と米兵の心の絆。戦争はジョニーから何を奪ってしまったのか。五木さんの文章がとても沁みる。ジョニーがピアノ・バーで演奏した「レフト・アローン」を背景に読むと最高だ。
★ ジョニーが戦争から帰ってきた。一時帰休というやつらしい。カウンター越しに出された大きな手を見て、ジュンイチは言葉に戸惑った。彼は大きな黒人で、ニックネームは野牛(バッファロー)のジョニー。
★ 姉の店(ピアノ・バー)を手伝う10代の少年、ジュンイチ。ジャズに魅かれ、店が終わった深夜の岸壁でトランペットを吹くのが楽しみだった。将来、ミュージシャンになることを夢見て。
★ ある夜、いつものようにトランペットを練習するジュンイチの前に、ジョーニーが現れた。彼はジャズについてジュンイチに語った。「ジャズを好きだってことは、人間が好きだって事だ」(20頁)
★ ジョニーがふいと姿を消して10か月。戦争に行ったのだという。そのジョニーが帰ってきたのだ。しかし、それはかつての彼ではなかった。
★ ジャズを通した青年と米兵の心の絆。戦争はジョニーから何を奪ってしまったのか。五木さんの文章がとても沁みる。ジョニーがピアノ・バーで演奏した「レフト・アローン」を背景に読むと最高だ。