じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

村雨貞郎「修羅の日々」

2021-07-02 16:16:56 | Weblog
★ 村雨貞郎さんの「修羅の日々」(双葉社)を読んだ。

★ 主人公はかつて競輪選手だった。裏社会との関係が疑われ、今はある探偵事務所で働いている。彼の事務所に仕事の依頼があった。依頼主は暴力団の組長(といってもまだ20代の若造だ)、依頼内容はある人物を捜すこと。その人物を捜してどうするのか。うさん臭い話だが、紹介者は事務所の所長のなじみの刑事だという(探偵事務所の社長も元刑事)。

★ 嫌な奴でも「客は客」ということで仕事を受けることに。ちょうどその頃、連続殺人事件が起こった。その事件と今回の依頼は関係がありそうだ。そして探っていくと15年前のある出来事にたどり着く。

★ 阪神淡路大震災直後の混乱した阪神間を舞台に、過去に振り回された人々が動き出す。

★ いじめた者は、その記憶を忘れがちだが、いじめられた者はその傷を背負って生きていく。それが「いじめ」という行為の卑劣さであり、陰湿さだ。

★ スクールカーストは歴然と存在し、教師はナメられ学級は崩れ出したら止まらない。粗暴な人物、「群れ」、力関係。最後の砦は教師集団や親たちの自覚と努力なのだが・・・。
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「ドラゴン桜」(2021)

2021-07-02 00:42:47 | Weblog
★ ドラマ「ドラゴン桜」(2021年)、録りだめしておいた第7話から第10話まで一気に観た。関西では視聴率が20%を超えたというが、さすがに感動した。

★ 偏差値40の高校から東大合格5人を出せるのか。前作同様、受験技術の紹介に、登場人物それぞれのエピソードを織り込み、いい作品に仕上がっている。学園売却問題の大どんでん返しには驚いた。まさかこういう展開になるとは。

★ 卒業式の場面は「金八先生」を思い出した。「金八先生」を知らない若い世代はどう感じたのかな。

★ 塾生にも「ドラゴン桜」ファンは多かった。中でも私が一番感化されたかも知れない。明日の授業、桜木先生のように熱く語ってしまいそうだ。こういうドラマを観ると、教育に関わっていて良かったなぁと思う。

★ 現実はドラマほど甘くはないけれど、東大の受験生は増えるだろうね。

★ ところで、最終回には16年前の生徒たち(新垣結衣、サエコ、小池徹平、中尾明慶、山P)が特別出演。長澤さんと新垣さんがハグする場面など何かグッとくるなぁ。改めて前作の最終回を観る。みんな若い。この16年間、いろいろとあったんだろうなぁと思った。
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