★ 近隣の小中学校は今日が2学期の終業式。うちの塾は明日から冬期講座が始まる。今年は暦の関係で7日間だけ。コンパクトになって、受講者も少なそうだ。少しのんびりさせてもらおう。
★ 今日はイヤミスの女王、湊かなえさんの「贖罪」(双葉文庫)から「フランス人形」を読んだ。期待通りのおぞましい作品だった。
★ 空気のきれいなある田舎町で起こった児童殺人事件。現場に居合わせた4人の小学4年生はそれぞれにトラウマを抱えながら成長している。
★ 「フランス人形」の主人公は4人の内の一人、紗英。彼女たちが住む田舎町ではそれぞれの家が持つ「フランス人形」を見て歩く、「フランス人形」ツアーが子どもたちの遊びだった。
★ 祭りのあった日、その「フランス人形」が何者かに盗まれる。時を同じくして、同級生の一人、エミリが中年の男に連れ去られ、凌辱され殺害される。
★ 紗英はこの時のトラウマで、女性として成長するのを拒み、それが体にも異変を起こしていた。そんなとき、会社の上司の勧めで、大企業の御曹司と見合いをすることに。優しい男性で周りに祝福され結婚。彼女は海外赴任する彼とスイスに旅立ったのだが・・・。
★ 独白形式がグングン迫ってくる。
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