1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人間、死ぬ時は、死ぬ。死にとうても、死ねん。それをわかりやすく表した昔話が「竹取物語(かぐや姫)」にて。昔話は数多の教訓を私達に。

2022-07-04 19:28:49 | 法話
時折、1人で寺に来る小学生が「先日ね、住職。母さんが『仏の顔も3度までだ。次は許さん』と。母さんは住職の法話を読んでないもんね。住職の法話だけでなく、本を全く読まないからあまり知識が。僕は住職の法話を読んでるからその意味が。『母さん、その諺の由来を知ってるの』と聞くと、イラッとした顔を」と。

【追伸】
現在は『仏の顔も3度まで』と言われているが、本来は『まで』の文字は不要。『まで』が、ある、ない、で『3度目まで許す』と『3度目が限度』と意味が違ってくる。現代に使われている意味は『どんな温厚な人でも、無礼を繰り返せば、そりゃ、怒りまっせ』という事。が、本来の由来は、諸説様々なれど、お釈迦様がお生まれになった釈迦国が、隣の国のコーサラ国に攻められる事に。行軍する道端の枯れ木の下に座るお釈迦様が。それを見たコーサラ国王が「尊師は何故、そんな所に」と尋ねると「この様な枯れ木であっても、雨、風を凌がせてもらえます」と。『滅びゆく生まれ故郷を悲しんでおられるのか』と、仏縁厚かったコーサラの国王は兵を引き上げた。お釈迦様がその木の下に座す度に、コーサラ国王は兵を引きあげた。が、4度目の行軍の時には、お釈迦様は座っておらず、釈迦国は滅亡する事に。人間は、如何に阻止しようとしても、止められないものは、止められない。定めに従って、命のある限り、生きるしかない。この謂れを、この小学生は母親に説明し「僕の悪戯を怒るは、母さんの定め。親である限り、叱るしかない」と言って、更に激怒されたと。読者の皆様のお察しの通り、この子のDNAは、父親譲り。因みに、釈迦国は滅ぼされたが、釈迦国王は命だけは助けられ、お釈迦様が最期まで、父上の老後を世話されたとの事。










【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 天気予報用語に『猛暑日』が使われ出したは2007年から。以前は、35度を超える日は、殆ど。クーラーで助かるのなら、命を助けよう。

2022-07-02 09:28:00 | 法話
読者が「曾祖母を1週間、家に。何か注意する事は」と。「30年前、拙僧従兄弟が東京駅で、優しさから祖母をおんぶして肋骨が骨折。老人と同居なら骨が弱くなってるは承知を。檀家が曾祖母を数日間、家に。体をごしごし洗って皮膚が剥がれたと。赤子を洗う様に、押し当てる様に洗うを老人と同居者は」「了解」と。

【追伸】
パナソニックの調査で約3割の人がクーラーは「我慢出来る時は消す」と。「ほぼ使わない、使わない(我慢派、使わない派)」と言う人達を加えると、約4割超えが、クーラーを使用しないと。今年、若い人の熱中症死、緊急搬送の話が、ちらほら拙僧の耳に入ってきている。若い人たちでさえ、この状態。電気代より、命の方を優先させましょう。特に、体温調節が鈍感になってるご老人は、周囲が気を付けてあげて下さい。耳にタコが出来ようとも、煩さがられようとも、1日に何度も「クーラー着けとるね」と言ってあげて下さい。









【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 知人社長達が「仕事がない、住職。コロナというより、今は、プーチンだわ。政治家は今の内に国内整備に金を使い、企業を助けろや」と。

2022-07-01 08:28:32 | 法話
選挙権が18歳になってから、選挙がある度に檀家、知人の高校生達が「行って、何になるの」と。対し、拙僧「権利だけを主張し、義務を果たさんは、あかんよ」と。その会話で必ず出るは「何で日本は憲法改正をしないの。戦争を賛成してる訳じゃないよ。ただ、人の褌で相撲を取る姿勢、いつまで続ける気なの」と。

【追伸】
檀家18歳の選挙権を持つ高校生男子が「今、電力不足になってるでしょ。爺ちゃん、婆ちゃんが『昔は、うちわ、扇風機で、事足りていた。が、昨今は、クーラーがないと、熱中症で命の危険が』と。こんな状況で原発廃止論を声高に唱える政治家さんがいるが、大丈夫なの。原発は危険と、やたらに言うが、中国、韓国は日本海側に数多に作ってるがな。黄砂は数多日本に飛んで来てるがな。向こうで原発事故起これば、放射能は日本にやって来るがな」と。対し、拙僧「猛暑日という言葉が、予報用語に加わったは、2007年4月1日からだもんね。それまでは真夏でも35度を超えるは殆どなかったんだもんね。電気不足は致命傷になる。水不足も考えにゃならんのだよな。鉄道は日本全国に張り巡らしてるだろ。国内には、定期的に放流するダムや川が。この勿体ない水を、日本全国にパイプを繋いで、水不足になってる所に送ってやれば水不足の解消が、水力発電の加勢にもなるし。まずは、渇水状態によく陥る地域にその整備を、と代議士に以前、話した事があるんだけどな。それと昨今、知人社長達が『プーチンのせいで、仕事が止まっとる』と悲鳴を。じゃ、この際、国内でお金を回す仕事(ライフラインの充実)を政治家さんは、提供してあげればいいのに、と思うんだけどな。東北大震災の後処理の時、廃材持ち込みで各自治体が猛反発を。『絆、絆』と言ってたくせに、この話が出た途端に掌を返して。あの時も代議士さんに『日本周辺には離島が5000以上も。何故、わざわざ人の住んでる土地に』と言うと『離島には船を着けられる港が』と言い訳を。対し『5年もあれば、港も道路も作れたでしょうが。大震災後、何年になりますか』と当時、言った事が。利権問題、財務省問題(縦割り行政の弊害)があるのかな。この国のこの仕組み、どうにかならんもんかな」と。