1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 憲法改正に挑み続けた安倍元総理が、最後に残したメッセージが、奇しくもご自身の命を奪われる事で、防衛の大事さをこの国に。

2022-07-10 22:38:39 | 法話
他宗若住職が「ご住職(拙僧)の父君が残された物で『これは』という物は」と。「大学ノートに、本来は達筆で綺麗な字を書く父が、蛇が這った様な字で。恐らく余程に辛い状態で書いたのでは、と。内容は、わが寺の檀家、縁者の、家庭状況や、1人1人の問題点や、今後、指導していく上での注意点がびっしりと」と。

【追伸】
この若住職さんが「それは凄いですね」と。「遺品整理をしていた時に、父の机の中から出てきました。大学ノートの最後には『これはあくまでも参考資料とせよ。あとは自分の目と耳で確かめ、しっかりと対応してあげてくれ。頭に入れたら、このノートは燃やす事』と。100人おれば、100人の歴史が。1000人おれば、1000人の考えが。何も知らずに対応すれば、間違った対応をする事に。このノートは、本当に助かりましたね。全身癌で余命幾ばくの辛い状況下で、拙僧の為に必死に記してくれたんでしょうね。親とは、有難いものです」と、この他宗若住職さんに。因みに以前、同じ様な話がありました。読者で会社後継者が「大学を出て、父の会社に就職を。若い頃は『時代が違う』と意見相違で父とは随分ぶつかりました。父はその度に『その内、わかるよ』と。父の他界後、様々な問題に直面。困り果てていると、父の日記が仏壇の中から。それを読むと、今の私が抱えている問題を、父も若い頃に抱えていた事が日記に。その時、どう解決していったかも、その日記の中に記されてありました。今、私の1番の宝物です。父が言っていた『その内、わかるよ』は、実際に、問題に直面してみないと、今ここで言って聞かせても『経験なきが故に理解は不能』と、そう思ったからでしょうね」と。






今日は、参院選投票日。人間は1度死んだら、2度と生き返ってはこれない。死んだ後に起き上がって、反撃など出来ない。専守防衛などを支持している政党は、理想と現実を直視出来ないのかな。

2022-07-10 06:09:46 | 法話
今日は参院選投票日。奈良県警備隊があれだけ周囲にいながら「そんな事は起こらんよ」という油断が、どこかあったのでは。あれだけ悠然と近寄られ、至近距離で発砲され、安倍さんは命を。この状況を見ても尚、憲法9条、専守防衛に固執する政党が。仕掛けてくる者に対し、そうさせない為の方策に何故、切り替えが。

【追伸】
専守防衛など、何故、そんな考え方になるのかな。『人間は1度死んだら、生き返ってこれない』という事、『死んだ人間が起き上がって、反撃など出来ない』という事が、憲法9条、専守防衛を支持している政治家さん達は、本当にわからないのかな。理想と現実に目を向けられず、政治家の根幹の仕事『国民の命を守る』という意識がないなら、とっとと政治家を辞めてもらいたい。拙僧は今年還暦。今、死のうと、20年後に死のうと、そう大差はない。が、子供達はそうは行かない。これから夢や希望が。大人達(現政治家)は何の防御対策も施さず『俺は死ぬから、あとはよろしく』と、この国を子供達に渡して旅立つ気なのかな。あまりにも無責任。そりゃ、あかんやろ。他国が戦争を仕掛けてこれない国力を。日本からは仕掛けないんだから。防衛をする事が、そんな目鯨を立てて反対する事なのかな。拙僧には理解し難い。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 交通事故で1ヶ月入院の専業主婦の賠償は、9700円×日数と地裁が。つまり、月収約30万円と。それ以上の価値はありそうですが。

2022-07-07 16:41:21 | 法話
番組『あちこちオードリー』で、お笑い芸人のティモンディ前田さんが「勝ち星は、投手にしか付かない。捕手には勝ち星は付かない。漫才師も売れてる相方の陰で、支えている相方の評価は付かない」と。プロ野球といえば「今年、この捕手が何人の投手に、何勝させた」なる賞があったかいな。拙僧が知らないだけかな。

【追伸】
野球の話になると、いつも言ってるが、超一流といわれる投手が、豪速球、キレのある変化球を投げ、世間に注目してもらえるは、それを全て受け捕ってくれる捕手がいればこそ。家庭においても、給料を運んでくる旦那は評価されるが、奥様の評価は、残念ながら低いんだよな。考えたら1日中、家事、子育てと休む暇もない。特に、授乳時期は寝る時間も。旦那は家に帰ればくつろげるが、奥様はそこから更に、旦那の世話(残業)が始まりだす。それも1年中ほぼ毎日。勿論、そんな旦那ばかりでは。野球の捕手(キャッチャー)を女房役というが、家庭の奥様と同じくあまり評価をされてない。何か、不公平を感じるよね。社会の中にはこうした事例は数多に。将棋も、王将ばかりが駒じゃないですもんね。社長を支える社員。住職を支える僧侶に檀家。医師を支える看護師。総理を支える国民、国民を支える総理。大木を支える木の根、など。そうした陰で支えるものを、評価してくれる世の中になってもらいたいものですね。











【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今日は父の20回忌。余命宣告を受けた後「わしの命乞い祈願はするな。人間、死ぬ時は、死ぬ。死にとうても、死ねん。人間は、寿命だ」と。

2022-07-06 18:07:50 | 法話
今日は父(金剛寺先代)の20回忌。わが家は祖父母も父母も、毎年家族だけで年忌法要を。3、7、13、17、25、33、50回忌など、大きな年忌には、親戚一同に連絡を。父は満年齢72歳でこの世を。拙僧、その歳まであと11年。やらにゃならん事が、まだ数多に。ゆっくりしてる暇はなし。死ぬまで仕事を。

【追伸】
平成14年10月18日に、肝臓、肺臓、大腸、小腸、膀胱、腹膜まで、見事に成長した父親(先代)の癌の手術を。手術2日後、意識を回復した父が「あの時、オペ室に入りながら、これでお前の顔も見納めかな、と思った」と拙僧に。その数週間後に父が「俺はあと、どのくらい生きられるんだ」と。「1年だよ」と即答すると、5分程目を閉じ、その後「あと1年なら、急がにゃならんな」と、お寺の経営一切(細部に渡る仕事内容)の伝授を拙僧に。あとは、好きな時代劇を見ながら、のんびりとベッドの中でくつろぐ1日を。こんな父親の姿を見るのは初めての様な気がした。休みなど、1日もなかったですもんね。「父さん。死ぬのは、怖くないんかい」と尋ねると「お前に宣告された時は、そりゃ、怖かったくさ。そうか、死ぬのか、と。人間誰しも、初めて経験する事は、不安なもんだよ。が、その恐怖もすぐに消えた。住職を40年もやってきて、初めて『安心(あんじん)』の境地の有難さが身に染みたわい。信仰していてよかったと思ったばい。何百人も見送ってきたが、自分の事となると、そう簡単なもんじゃないな。死んで逝った檀家さん達が、どんな思いで臨終に向き合っていたのかが、初めてわかった様な気がする。お前もその内、経験する事になるよ」と。平成15年7月8日、朝8時。意識なき父の耳元で「今から仕事に行ってくる」と病院を出ようとすると、主治医が「息子さん。今から行ったら、死に目に会えんよ」と。対し「大丈夫。私が帰ってくるまで、父は逝きはしません」と。この言葉には、何の根拠もない。他界の1ヶ月前に父から「親が死ぬくらいで、仕事を休むな」と言われていたので、それに従ったまでの事。先祖供養の法要が終わると、ほぼ同時に病院から「間に合わん」と連絡が入った。拙僧が病院に戻って30分後、父は安らかに息を。拙僧、父の耳元で「葬式が終わるまでは、休んでよか。が、その後はすぐに手伝いな。知っての通り、お寺は1日も休みはなかばい。じゃないと、お寺が潰れるぞ。臨終後、8時間は耳が聞こえているはず。聞こえてんだろ、この言葉。宜しく頼むばい」と小さな声で、父に。










【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 可愛い『娘』が、結婚して『嫁』に。時間が経過し、鼻に付く『嬶(かかあ)』に。晩年には波風立てる『婆』と。変化する女性に敵うはずが。

2022-07-06 06:15:31 | 法話
法要後に檀家さん達とお茶を飲みながら話をしていると、夫婦の力関係が手に取る様にわかってくる。先日も、どこでそんな発想を拾って来たのか、奥様達が旦那さんの事を「うちのクッションが」とか「うちの座布団が」とか「うちの座椅子が」とか、訳がわからんので聞いてみると『尻に敷いている旦那』の呼称だった。

【追伸】
檀家の旦那さんには、自分の事を面白い表現で主張する人がいる。「住職よ。私ら夫は四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天『毘沙門天』。東西南北を護るガードマン)に踏みつけられている邪鬼なんだよな。家庭の中では、四天王(女房)が幅を利かせて目立っているが、邪鬼(夫)も踏まれ続けながらも結構、頑張ってるんだけどな。その頑張っている姿を少しでいいから、認めてほしいよな。まあ、だけど、邪鬼(物の怪、怨霊)が、仏法を犯す邪神として、四天王に踏み付けられて、懲らしめられて、苦しい表情を見せている様(投稿写真の四天王の足元)に、私ら旦那もまた、自分勝手な行動を取り、夫婦関係を壊して、女房から懲らしめられている、まあ、似た様なもんか、と反省する事も」と旦那さん達も懺悔を。