毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

『天路の旅人』

2023年02月08日 | 本でハッピー♪

 

ブログでお世話になっている まんぼさんが

1ヶ月ほど前に 沢木耕太郎氏のことを記事にされていました

NHKの番組に出演していた、ということだったので

すぐに見逃し配信を探して番組を視聴。

 新刊『天路の旅人』の話に釘付けになり、こりゃ絶対読みたい! と 即購入

 

読み終わってから既に時間が経ってしまいましたが

忘れないうちにしっかり記録しておかないと、と・・

 

何故、沢木氏に飛びついたかというと、

昔、『凍』というノンフィクションを読みました

それは私が尊敬するクライマー 山野井泰史、妙子夫妻による、

ヒマラヤの難峰ギャチュンカン登頂に挑戦した記録で

すごく衝撃を受けた本でした

この方のノンフィクションものを読んでいると、

丁寧な取材を重ねたことがわかるし、なによりとても読みやすいのです

『深夜特急』をドキュメンタリードラマにしたのも面白かったなぁ・・

 

 

前置きが長くなりましたが、話を『天路の旅人』に戻します

これは、第二次世界大戦末期に密偵として中国に入り、

身分を隠すために 巡礼と称して蒙古人のラマ僧になりすまし

日本が敗戦して使命が消滅しても尚、チベットからインドに向かい、

強制送還されるまで歩き続けた 西川一三の旅の記録です

 

西川本人の『秘境西域八年の潜行』という書物があるにも関わらず

あえて彼の旅を描こうと思ったのは

”西川一三の旅そのものではなく、その旅をした西川一三という希有な旅人”

に惹かれたから、と沢木氏は書いています

 

持てる全ての力、知恵、そして運・・

それらが合わさると、人間てこんなすごいことができるものなのか、と

ページをめくる度にただただ驚くばかりでした

 

沢木氏は彼に初めて会って取材をしてから

25年もの年月をかけてこの本を書き上げています

そして、本の最後には

(コロナによる)状況が好転したら、なんとしてでも、

中国の内蒙古からインドまでの旅をしてみたいと思っている」

と 記しています

近い将来 『深夜特急』の第二弾、 西川一三の足跡を追う記録が読めるかもしれませんね

 

 

西川一三の旅の軌跡

ヒマラヤ近辺では5000㍍の峠越えもしています

 

 

 

しばらく映画ばかり観て活字から離れてしまってましたが、

私の読書スイッチをひょんなことから押してくださった まんぼさんに感謝します

 

 

 

 

 

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