息子が体育の時間に挑戦している「台上前転」
クラスで一人だけマットの上でも前転が出来ずに、悔しい思いをしていました。
寝る前に少しずつ練習していたのですが、家では、とうとううまく回れませんでした。
ところが、ある日、お風呂で息子が私に教えてくれました。
「あのな、マットの上やけどな、前回り出来てん!」
「ほんまに~!? すごい! やったやん!!」
私が喜ぶ顔を見て、息子も少し照れたように、でも、すごく嬉しそうな顔をしていました。
それから、1週間ぐらい経ってから、学校から帰ってくるなり、
「ママ、ママ、2段やけどな、跳び箱で『台上前転』が出来てん!!」
との息子の報告に、
「すごいね~、よく頑張ったね~!!」
と、思わずぎゅ~っと、息子を抱きしめました。
「体育の時間ぎりぎりでな、もう1回だけやってみようと思ってやったら、最後の最後に出来てん!!」
と、誇らしそうな息子に、
「すごいすごい! 最後まで諦めへんかったからやなぁ!!」と、すでに涙目になってる私。
この喜び、これこそ子育ての醍醐味だと思います。
何度練習をしても、家ではうまく前転が出来なくて、
「出来なくても、練習した分は〇〇の力になってる。今出来なくても、いつかきっと出来るようになるよ!」
と、息子に言ってきたけど、本当に出来るようになってよかったです。
先生方が根気よく、丁寧にご指導してくださったおかげだと思います。
最終的に、息子は、跳び箱3段での台上前転が出来るようになりました。
前転が出来るようになりたいと、家で一生懸命練習していることを、担任や通級の先生にお伝えしておいてよかったと思いました。
たとえ、台上前転が出来なくても、苦手なことを頑張る息子をえらいと思っていました。
こうして、一緒に喜ぶことが出来て、本当に嬉しいです