昨日は、息子のメンタルクリニックに行ってきました。
この日のカウンセリングは、息子が1時間、私が10分ぐらい。
「どんなご様子でしょうか?」
「調子が悪いです。
この半月、一日も学校に行けませんでした。
学校に行く意思はあるのか、制服に着替えて行こうとするのですが、『無理や。』とか、『怖い。』って言って、行けなかった日が何日もあって・・・。
『怖いって思うのは、学校が〇〇の居場所じゃないかもしれへんから、無理していかんでもいいんやで。』って、言ったら、『そんなん分かってる!』とか、逆に『分からん! 分からんから何も言わんといて!』って言われました。
部活で先輩と一緒にサッカーがしたいという気持ちがあって、簡単には割り切れないのかもしれません。」
「でも、昨日、八か月ぶりぐらいに、スタジアムにサッカーを観に行ったんです。
その二日前から、リフティングをしたり、腹筋をしたりもして、ちょっと元気が出てきたみたいです。」
「そうみたいですね。
本当にサッカーが好きなんですね。
『サッカー部に行けるようになって、そこが自分の居場所になったらいいのに』というようなことを言ってました。」
「そのためには、学校へ行かないと・・・。
もう、ちらほら単位の取れない科目が出てきてます。
それなのに、まだサッカー部に見学にすら行けてないんです。
前回、調子が良くなってきたかな、と、期待する気持ちがあっただけに、ちょっとショックです。」
「波がありますからね。
揺れながらも、間違いなく良くなっていますよ。
『人と話をするときに、自分にはこういう欠点がある。』とか、冷静に自分を見つめられているようです。
口調にも違いが感じられます。
サッカーが前に進むきっかけになるといいですね。」
続く診察では、息子は、
「調子が悪いです。」
と、答えていました。
「そう。眠れてる?」
「はい。」
「ご飯は食べれてる?」
「はい。」
「お母さんから見てどうでしょう?」
「調子が悪そうです。
前回、やっと上向きになってきたかな?って感じがしていたのに、この半月、一度も学校に行けなくて、外に出るのも怖い感じで、週一回の療育も、行くには行ったけれど、落ち着かなくて何も手につかない感じだったようです。」
「何か調子が悪くなるきっかけがあったんでしょうか?」
「う~ん・・・、別になかったと思うけど・・・。」
と、息子。
「もしかしたら、文化祭やその準備の期間だったせいかなと思ったりするのですが・・・。」
と、私が言うと、
「それは違う!
単に疲れてただけや!」
と、息子は否定しました。
「次のカウンセリングは12日後ですね。
もうしばらくは、このままの薬で様子を見させてください。」
今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方されました。
通院の翌日の今日、なんと、息子は朝から登校しました。
保健室で休み休みだったそうですが、7時間最後まで学校で過ごして帰ってきました。
カウンセリングのおかげ?
それとも、一昨日観戦に行ったルヴァンカップで、セレッソ大阪が勝利して決勝に進んだから?
それとも、それとも、今夜のワールドカップアジア最終予選、サッカー日本代表が本当に負けられない大一番に挑むため?
色んな事が、息子の今日の頑張りを後押ししているのかもしれません。
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