先々週から少しずつ調子が良くなってきたかなぁと思っていた息子ですが、残面ながらこの一週間はすごく調子が悪かったです。
「外に出るのが怖い!」
と言って、通級やクラブにも行けず、授業が行われている時間は特に調子が悪く、
「助けて!」
「何とかして!」
と、大声で叫んだりもしていました。
16日はメンタルクリニックの日でしたが、息子は「行きたくない」と嫌がっていました。
薬をもらわなくてはならないし、息子を長時間一人にすることも出来ないので、半ば無理やり病院に連れて行ったところ、1時間20分程、息子はしっかりカウンセリングを受けていました。
私も10分ぐらい時間をいただくことが出来ました。
カウンセリングの先生の話では、息子はかなり混乱しているとのことでした。
それは、フリースクールや療育などの選択肢が増えたことで、「本当に学校に行かなくていいのだろうか?」とか「そこでどういう風に過ごせばいいのだろう?」などという不安が、息子の中でより現実的になっているからのようです。
「フリースクールに入学する前に2週間の体験があって、『いつでも来てください』と言われてますが、〇〇にはまだそこまでの気力がなくて、今はちょっと無理な気がします。
毎日12時間以上眠ってるし、勉強どころか漫画の本すら読めない状態で、『何も出来へん、僕はくず人間や!』って言うこともあって、やり場のない気持ちを大きな声で叫んだりしています。」
「そうですね。
彼にとって、今の思うように出来ない状態は本当に辛いようです。
彼は、『みんなのように6時間授業を受けて、クラブもやれるようになりたい!』と言っていました。
『そう思って過ごしている毎日は、たとえ出来ることがほんの少ししかなかったとしても、確実にそこに繋がっているんだよ。』ということを、紙に三角を書いて確認しました。」
(こんな感じの絵でした)
「『今は思うように出来なくて不安になるだろうけど、そういうときは、ここに来て話をすればいい。
結果だけが全てじゃないから。
頑張ったことを一緒に確認していこう。』という話をしました。」
ともすれば、目に見える結果ばかり探してしまうけど・・・
息子の中では、目まぐるしく様々な葛藤があり、闘いがあり、必死に毎日を生きていて、それが成長に繋がらないはずはないのです。
「フリースクールの見学とか、〇〇にはまだ早かったのでしょうか?」
「彼の場合、初めての所に行くことの不安は想像以上に大きいようですね。
今だけでなく将来も、彼が何かを始めようとするときには、人より不安が大きいと思います。
今の彼の不安は、前に進むための不安だと思います。
次に、彼から『フリースクール、どうなってんの?』という問いかけがあったら、『いつでも体験に行けるよ。もし、体験で調子が悪くなっても、フリースクールの近くで待機してるから、連絡くれたらすぐ迎えに行くからね。』と言って、安心させてあげてください。」
続く診察では、
「この一週間は学校に関わることが出来なくて、調子も悪かったです。」
と、息子は答えていました。
「焦らずに、ゆっくりでいいからね。
一歩ずつ行きましょう。」
先生は息子にそう言い、珍しく「お母さんから見てでしょう?」との問いかけもなく、(カウンセリングの先生から情報は入っているでしょうが)
「もう少し薬はこのままで、カウンセリングで様子を見ましょう。」
ということになりました。
今週も来週も祝日があるためにカウンセリングの予約がいっぱいで、次の診察は13日後です。
これまで通り「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を処方されました。
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