やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

交換日記で伝える

2017年02月02日 | 日記(息子・小5)

今日は、息子達5年生の社会見学です。

朝日新聞社とインスタントラーメン発明記念館を見学するそうで、朝7時に学校に集合。

息子は、前日にばっちり準備をして、いつもより1時間早く寝ました。

そして、1時間早く起きて、6時40分に家を出ました。

 

・・・出ました、が、息子は何度も家に戻って来ました。

「鉛筆入ってる?」

「プリント入ってる?」

何度も確認済みなのに、泣きそうなくらい不安な顔をして私に尋ね、ぎゅ~とはぐして、もう1回タッチして、それからまた出発するのです。

 

息子のあんな顔を見たら、切なくてたまらなくなります。

学校ではインフルエンザが流行っていて、近所の同じクラスの子も、小さな頃からよく遊びに来てくれる子も、バスの隣に座るはずの子も欠席です。

〇〇も休ませても・・・という気持ちを封印して、息子を送り出します。

 

ここで休ませたら、学校に行けなくなるかもしれない。

行けば、楽しい思い出を作れるかもしれない。

祈るような気持ちで、今日も送り出しました。

 

さて、息子と続けている交換日記ですが、息子が書くのはほぼ1行。

まぁ、だから続いているのかもしれません。

 

一昨日、息子に腹立つ気持ちを交換日記に書くように勧めたところ、書いていました!

 

1/31 次のスクール、プレーで暴れまっくたるわーー!!!

    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 

 

25のは、息子の怒りの表れでしょうか。

意外なことに、スクールに対してはそれだけで、その後に、学校の先生の名前を連ね、最後に、

全員の先生がなまいきやーー!!!

と、書いていました。

 

交換日記で気を付けていることは、どんなことを書いても、書かないときでも叱らない、ということです。

元々、ハグを卒業して、言葉で気持ちを伝えられるようになることを目指して始めた交換日記です。

なので、負担ではなく、息子にはプラスのイメージを持ってほしいと思っています。

 

そして、なかなか口では分かってもらえないことを伝える手段でもあります。

聞くことが苦手な息子に、ましてや興奮している時など、どこまで理解してもらえているのか分かりません。

その点、書いた言葉は、じっくりと考えながら読んでもらうことが出来ます。

理解できなくても、「そういうこと書いてたな~」ぐらいは思ってもらえると思うのです。

 

昨日私が書いた日記には、こう記しておきました。

 

腹が立つことがいっぱいみたいやね。

〇〇の気持ちが落ち着かないから、気持ちがMAXになりやすいのかもしれません。

腹が立つのも程度は色々で、一番腹を立てないといけない時はどんな時か考えてみよう。

ママやったら、〇〇とか自分の大事な人が傷付けられた時かな。

それはどうしても許せないことやけど、他の腹立つことは、心の中で、

「も~!」とか、「くそ~!」とか、思うくらいです。

全部にMAXで腹を立てたら、心が壊れてしまいます。

それに、腹を立てるより大切なことは、その嫌なことにどう対しょするかです。

もちろん、いかりを表すことも大事という時もあります。

その場合も、暴力と暴言はダメ。

事態がもっと悪くなって、ややこしくなるからです。

〇〇の気持ちをコントロールするだけでいい時は、数を数えたり、その場を離れたり、

また、日記に腹立つ気持ちを書きなぐったらいいと思うよ!

 

ちなみに、「なまいき」とは、自分の年や立場がつり合っていないような、

えらそうなことを言ったりしたりすることです。

年上の人や、先生やコーチなどお世話になっている人には言うはずのない言葉だから、

日記の中だけにしてね!

 


サッカースクールでトラブル

2017年02月01日 | 日記(息子・小5)

息子はサッカークラブに復帰を望んでいるものの、未だに不安が強く医師からストップがかかっている状態で、週に1回、放課後に小学校の運動場で行われているサッカースクールのみ参加しています。

そのサッカースクールで、昨日、息子はコーチに腹を立て、ゴールに見立てたコーンとコーンの間に渡している棒(バー?)を蹴っ飛ばし、破損させてしまったようです。

 

ミニゲームをしていて、その中にコーチが入ってきて、コーチがゴールを決めたから自分のチームが負けてしまった、ということのようですが、息子は、

「コーチがゴール決めるなんてなしや!」

「(バーを蹴ったのは)それぐらい腹が立ったってことや!」

「(息子のチームの)みんなも怒ってた!」

と、家に帰って来てからもまだ興奮している様子で、泣きながらバーを壊してもさも当然というようにまくしたてるのです。

 

「ちょっと待って! 

どんな腹立つことがあっても、暴力と暴言はあかんって言ったよな。

みんな怒ってるって、みんなも物蹴って壊してたんか?」

と、私が言うと、

「壊してない。

暴力はあかんの分かってるけど、腹が立ったら、その瞬間怒りMAXで止められへんねん。」と。

 

「止めんなあかん!」

「どうやって? そんなん無理!」

「腹が立ったら、まず深呼吸や。

数を数えるとか。6秒経つと、わ~っとなった怒りはおさまるらしいで。

それか、その場を離れるか・・・」

「じゃあ、すぐ帰ったらいいんか!?」

 

ミニゲームに負けたせいなのか、悔しくて悔しくてたまらない様子なので、

「とりあえず、お風呂に入って気持ちを切り替えよう。」

と、風呂に入らせました。

 

その間に、私自身も考えを巡らせます。

恐らく、壊れるとは思ってなくてバーを蹴ってしまったんだろうけど、そこまでコーチに腹立てるようなことなのかと理解できません。

ミニゲームにコーチが入って、こういう風にするんだよ、されてしまうよ・・・という指導じゃなかったのか?

でも、〇〇にとっては真剣勝負で、コーチがゴールするなんて予測外の出来事で許せなかったのか?

息子が勝ち負けにこだわりすぎるのか?

 

風呂から上がって、夕食の後、

「大人になったらな、腹立つことなんかいっぱいあるで~。」

と、話をしました。

 

「自分が全く悪くないときでも、嫌なことを言われて腹立つこともある。

それでも、暴力なんか振るったら、その時点でこっちが悪くなってしまうから、今のうちに気持ちを抑える方法を考えよう

きっといい方法が見つかると思うよ。

そもそも、そこまで怒らんなあかんことやったんかな~?

腹立つ気持ちを日記に書いてみたら?

文字にすると、気持ちが落ち着くよ。」

 

ここのところ、息子は普段から落ち着かなくて、昨日も、サッカースクールに行く前にレガースの角度を気にしていました。

学校でも、「気持ちがしんどい」と言って、通級の時間以外に通級教室で時間を過ごすことがあるようです。

薬を減らして、頭痛などはなくなったものの、不安は少なくなっていないのかもしれません。

今朝も登校するまでが大変で、リスパダール内服液を飲ませ、何度もハグし、タッチをしながら送り出しました。

 

こうした不安が、息子の怒りに関係しているように思います。

状況を判断するのが苦手な上に、心に余裕がなければ、怒りを爆発させるだけに終わってしまうのでしょう。

だからこそ、怒りの落ち着かせ方を教えてあげることが出来れば・・・と、願うのです。