在日米軍司令部は11日、空母艦載機の着陸訓練を14日まで延長すると日本政府に通知、防衛省から大和市など関係自治体に連絡がありました。「連絡文書」によれば、訓練期間の延長の理由は、「空母の出港スケジュールの変更」とされています。このため、硫黄島での訓練は、14日(金)15:00まで、そして、「天候等の事情」により、厚木基地などの訓練は、14日(金)10:00~22:00まで実施となっています。さらに、「天候や航空機の整備等の事情から変更される可能性」があるとのことです。
12日午前、大和市基地対策課に、「空母の出港スケジュールの変更」等の具体的理由について、説明を求めましたが、「何も連絡はありません。詳細は不明です」との回答でした。その後、防衛省の地方企画課に、「空母出港のスケジュールの変更」「硫黄島での訓練時間と厚木基地等の訓練時間の相違」等の理由について、電話で質問しましたが、「米軍からは、『通知』した文書以外、具体的な説明は一切聞いていません」とのことでした。昨年5月の突然の、「着陸訓練の再現は絶対に繰り返さないでほしい」と強く要望しました。
今日も、厚木基地周辺上空では、艦載機が飛び交っています。昨年5月の着陸訓練(FCLP)は、空母が出港できなくなった理由として、「空母に不具合が起きた」と、私たちの抗議の際、クンツ厚木基地広報部長が説明していました。空母艦載機には、「FCLP終了後の10日以内に空母に着艦しなければならない」という、「10日間ルール」があります。私たち厚木基地周辺住民は、昨年5月にこの「ルール」のため経験したことのない昼夜を分かたず激しい爆音と墜落の恐怖にさらされました。、空母の「艦載機の飛行訓練」と「住民のと安全、平穏な生活」は絶対に両立しません。