5月30日の「IHIへ賠償を命令」した横浜地裁判決が確定しました。「工藤さんを支える会」から15日連絡がありました。今月10日、原告側は、「控訴しない」ことを確認していました。13日の控訴期限までに、被告会社IHIも控訴しなかったため判決が確定した、とのことです。
原告の義子さんに、「ご苦労様でした。晃さんもきっと喜んでいると思います」とねぎらいの電話をしました。本人からは「ホッとしています」という短い言葉が返ってきました。
判決内容には、支援者の中にも、いろいろ意見があったようですが、この裁判で私が深い印象を受けたことは、工藤 晃さんの遺族である妻の義子さんと息子の雄一さんが、晃さんの意思をついで、会社の不当な「安全配慮義務違反」を訴えた、ことです。家族の信頼関係の深さ、大企業の労働者の命と健康に対する責任と違反を訴えた勇気、それを支えた元石播労働者を中心とした仲間のみなさんに励まされました。