28日、中央委員会で開催され全国にネット中継された、「参議院選挙勝利・全国決起集会」で志位委員長は、都議選の教訓から、「3つの留意点」を強調しました。
その中で、「都議選後に、いくつかのメディアの取材を受けましたが、質問で寄せられたのは、『日本共産党が政権をとったらどうなるか、中国をどう見ているのか』など党の路線と理念にかかわる問題が中心でした」と報告し、こうした疑問に答えるものとして、これから配布する「しんぶん赤旗6・7月号外」では、「『こんどは共産党かな? でも』というみんさんへ」という内容にした」と動機を語りました。
「号外」のなかに、「党名をかえないわけ」として「いっかんして『人間の自由』もとめて」が紹介されています。この記事欄に最近、韓国で出版された志位委員長の翻訳本、「いま、日本共産党」(韓国名)に対する、チョン・ユンチョル映画監督の書評の次の一節が紹介されています。
「真の友だちとは、もっともきびしいときに、手をさしのべてくれるものであろう。
韓国人たちが、一番大変だった過去の帝国主義の日本の植民地時代、ひたすら日本共産党だけがこれに反対し、朝鮮の開放を主張した」
チョン監督の書評全文は、6月21日付「しんぶん赤旗」で「不義に立ち向かってたたかう正義の侍、日本共産党」の見出しで紹介されています。
「朝鮮半島で北朝鮮を頭の上に乗せて住んでいる韓国という国で、共産主義とは最も触れてはいけない 言葉になっている。
さらに、社会主義圏の崩壊以降、共産主義とは過去の失敗した過去の遺物にすぎないと思っていたわれらにとって、日本共産党は江戸時代の侍のように時代錯誤的に感じられるほどであった」
「しかし、この本を読んで、今年でなんと結成91周年を迎える日本共産党は、その恐ろしい(?)名前とは異なり、日本社会の真の良心であり、希望であり、大きな祝福であることを悟ることになった」と。
都議選の結果を受けて、また、参議院選挙のたたかいが本格化し、日本共産党への関心が大きく広がっている時、「共産党の路線と理念」をしっかりと語り、国民の疑問に丁寧に答えていくことを大切にしていきたいと思います。